ぼたむす日記

アラフィフおひとり様の仕事、介護、読書のこと

フーテンの寅、神童と呼ばれた母の弟

こんにちは!

今日も勝手に!?リモートです。

年齢を重ねると、集中できる時間がどんどん短くなっているのを実感しています。

あまり根を詰めると、頭痛も発生しやすく。バランスって難しい~!

 

さて、何度か書いていましたが、母の弟、フーテンの寅について、ちょこっと書いていこうかと思います。

 

以前の記事はこちらから

botamusu.hatenablog.com

botamusu.hatenablog.com

 

母の3つ?5つ?年下の弟。永遠の28歳を自称するフーテンの寅は、幼い頃から運動や勉強が出来て、クラスの人気者だったよう。小学生の時、先生に「寅君は、神童ですよ!将来が楽しみですね!」と言われ、4人兄弟の末っ子として、とても甘やかされてきたようです。

 

農家の三男坊なのに、大学まで行かせてもらい、それでいて中退。学生運動の盛んだった頃でしょうか、おじさんは海外へ放浪の旅にでてしまいます。

 

私が幼い頃は、よく国際電話(コレクトコールという、受け取った側が電話代を支払うもの)がかかってきて、振り込め詐欺師ばりに「あ、姉ちゃん、オレオレ、至急お金送って!!!トゥートゥートゥー・・・」

 

母はその度に、横浜まで車を走らせ送金に行っていました。もう40年以上前の送金って、どれだけ手数料がかかったことやら。円安でドルも高かっただろうに。

 

絵葉書はたま~に届きました。見たこともないアフリカ人やら、ヨーロッパ人やらと映っていて、英語の筆記体で何かが書かれていたような。今思うと住所が書いてあっただけですよね(笑)

 

海外のビザが切れると、日本に帰ってくるおじさん。よく家に来ていたのですが、明るい爽やかなおじさん、という印象を振りまいていましたが、お金がなく、ただで家に寝泊まりしていただけ。私は「軽薄だなぁ」と冷静に見ていました。

 

だって、ぼたむすの父は公務員で真面目に慎ましい暮らしていたので、おじさんは一見華やかに見えましたが、何か胡散臭いオーラがありましたから。よく知らんけど。

 

母の他の兄弟はぼたむすの父同様、真面目で優しいおじさんたちで、なぜに一人だけフーテンの寅になってしまったのか・・・、きっと小学生の頃に「神童!」ともてはやされたからだろう。ほめ過ぎる、ほめるだけの教育は危うさがありますね。おじさんのデータも文部省に悪い実例として記録して欲しいほどです。

 

フーテンの寅に関しては、今となっては面白い!?話がたくさんあるので、ちょこちょこ書いていこうかと思います。

 

フーテンの寅の母、ぼたむすのおばあさんから実はこんな話を聞いたことがあります。「寅を妊娠した時、高齢だったし、もう3人子供がいたから、諦めようと思ったんだけどね。気が付いた時には遅くて。一度でも諦めようと思った子は、やっぱり駄目な子なんだよね。」悲しげなおばあちゃんの顔が忘れられません。

 

一方で、ぼたむすの母曰く「おばあちゃんは一番早く別れる子だから、一番かわいい、ってよく言ってたわよ」。

 

そっか、結局おばあちゃんは、一度でもおろそう、と思った子に対してずーっと罪悪感があったのだろうなぁ。だから、甘やかしてしまったのかな。

 

っとおセンチになってしまいましたが、フーテンの寅はその後、周りに迷惑をかけまくり、我が道を謳歌するのです。

 

今はタイ?ベトナム?あたりに居るらしいです。知りたくなーい!