ぼたむす日記

アラフィフおひとり様のつぶやきです

クビになりました㊻連絡が来たー!

一週間後に連絡という話だったが、会社弁護士から連絡があったとのメールが届いた。

メールの内容はこちら↓

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本日、会社代理人から電話がありました。

内容は、代理人間で協議がしたいとのことでしたので、明日、17時30分からZOOMで協議することとなりました。

協議の概要は当日中にぼたむす様に共有いたします。

おそらくですが、会社側としての解決案のようなものがいくつか示される可能性があります。基本的には、受任通知記載の2(1)から(3)の解決を希望されていると思います。

あくまで交渉事ですので、交渉が壊れないようにしますが、改めてご意向確認させてください。

なお、明日の協議で全て決めるわけではなく、協議の上、対案が提示されれば持ち帰って検討になると思われます。

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ひや~、いよいよだー・・・また眠れなくなるー(涙)

会社側の弁護士については、ヨーコ先輩から噂を聞いていた。書類の間違いが多く、英語での対応ができるだけで、その他「できる」感じではない、と。

 

いやいや、相手を見くびってはいけない。ぼたむすはすぐ油断して墓穴を掘るから気を付けなければ。あぁ、緊張してきた。自分ではどうにもならぬことに心を痛めてもしょうがないのに。頭では分かっているのよー。

 

気になり過ぎるから、熟れ熟れのバナナでねっとりマフィンを作りました。そんなことやってる場合か!?いや、場合です(笑)

バナナつぶして、クルミ、ヨーグルト、ホットケーキミックスを入れるだけだから10分もせず終わっちゃった。

ふー・・・。散歩に行って来ます~ぅ。

クビになりました㊺加藤諦三先生の本

弁護士からの連絡が来るのも怖いし、来ないのも不安。あと何日こんな日が続くのか。試されているような落ち着かない毎日に救いを求めて、ただひたすら本を読んでいる。

 

図書館に行ったり、本屋さんに行ったり。ポンさんと居酒屋に行った時に「迷った時は、加藤諦三の本がいいよ。10代の時、ラジオ相談とかやってたよね。よく聞いたな。」と言うので、早速本屋に行き唯一売っていた本「ブレない心のつくり方」を購入した。

www.php.co.jp

本屋さんを出てすぐに、歩きながら、電車の中で、目が離せない程夢中になって読んだ。あぁ、今ぼたむすが求めている答えがここにあったのだ。

 

自分の人生を生きる -大切なのは「己と向き合う勇気」

 

そうだ、この悶々と抱えていた不安や愚痴は、本当の自分を受け入れることが怖かったからだ。自分に失望することが怖かった。でも、今は素直にダメな自分を受け入れられる。

 

人に見せるための生き方ではなく、自分の人生を生きることでしか、幸せになれないのだ、と何となく分かりかけてきた。

 

そんなこんなしていると、夕方弁護士からメールが来た。まだジョンは海外のはずだよね!?なんだろう、と思いながらメールを開けると、会社弁護士から連絡がありました、という文字が見えた。心臓の鼓動がバクバクいいはじめ、手が震え出した。

 

ひゃー、どうなるのさぼたむす!落ち着け~!

クビになりました㊹五感を取り戻せ

こんばんは!

しばらく自分探しの旅に出ていました。

近所をうろうろしていただけですが(笑)

 

前回からの続きです。

上司ジョンご一行様が、慰安旅行から帰ってくるまでは、退職やダウンロードの件に関して連絡はないだろうと弁護士に言われていました。

 

広重ブルーを見に行ったり、皇居の乾通りに行ったりと、家にジッとしていられず、気になる場所や、近所をうろうろして気を紛らわしていました。

 

皇居ブルーを求めて!?東京駅へ。

皇居へは初めて入りました!

乾通りは春と秋に2週間だけ解放される皇居内の道で、今は紅葉がとてもキレイで、高層ビルに囲まれた東京のオアシスのような自然豊かな場所でした。

 

平日だったので、混雑もなく、ゆっくり見ることができました。

皇居の近くに仕事場があったにも関わらず、20年近くを通っていたにも関わらず、関心が全く向いていませんでした。四季を愛でる余裕もなかった、ってことですよね。弱った五感を取り戻すぞ!

ついでに九段下の靖国神社まで歩いてみました。

こちらも人が少なく、黄金の銀杏並木は圧巻です。こちらの紅葉はまだ楽しめると思います。

素朴な休憩所もおすすめです。

 

 

クビになりました㊸広重ブルー

図書館で色々な本を借りて読んでいると、美術鑑賞が脳のストレスを癒す効果があることを知った。調べてみるとさすが芸術の秋、都内でも多種多様な美術展が展開されています。

 

ぼたむすの今の心は黒に近いブルー、気持ちも沈んだブルー。。。いや、真っ黒な漆黒の闇。。。青というより黒だ。いかんいかん、気持ちをコントロールしなければ!

 

なので、いい色のブルーに出会いたくて、約200年前の「ブルー」を探して「広重ブルー」を見に行ってきました。

www.ukiyoe-ota-muse.jp

平日を選んで行ったのに、凄いひと、人、ヒト。ちょっと表通りから入ったところだったので、空いていると思いきや、外人がいっぱい。薄っすらハゲのジョンが居るんじゃないか!?馬と鹿のくせに、アートとか見に来ちゃうんじゃないか!?とドキドキしてしまう、小心もののぼたむす。

 

いやいや、大丈夫。今ジョンは慰安旅行で海外だから。

 

それにしても、太って、髪が薄い外人を見ると、皆ジョンとデーブに見える・・・。気分が悪い・・・おぇ。

 

200年前のブルーはとても鮮やかなブルーでした。浮世絵って凄いですね。世界中の芸術家が真似するくらいだから。日本のオタク文化の発祥とも言われていますよね。描かれている庶民の様子がなんだか可愛らしくて、気持ちがほっこりします。

 

もちろん富士山も描かれていていました。特に冬の雪(白)が水や空のブルーをとてつもなく美しくしているような印象を持ちました。どんな色と合わせるかで、「白」は空白にも、雪のシンとした冷たさをも表現する広重ブルー、圧巻です!

 

ぼたむすブルーも少しトーンが上がってきたので、明治神宮に寄って行きたいと思います。

クビになりまし㊷社会人になってからの友達

ポンさんとジュリーとの出会いは、ぼたむすが20年前に入社した頃の業界の集まりが最初だった。同じぐらいの年ということもあり、何となく意気投合し、時々会って、おしゃべりをする程度のゆるい関係で、細く長く続いている。このゆるいのが良かったのかもしれない。

 

ガッツリと情報交換をし合うような知人は、ぼたむすの退職を知ったら、すぐに音信不通になっていくだろう。私自身もそうだったと、今思えば胸が痛む。去って行った人たちは元気にしているだろうか、とおセンチになってしまう。

 

ポンさんやジュリーも色々なことがあっただろう。私はそれすら感じ取れていなかったし、自分が当事者になり、やっと周りのことが見えてきた、というか、気持ちを向けることができるようになった。私がどんな状況でも変わらずに接してくれることへ、器の大きさを感じると思に、自分もそうなりたい、と強く思った。

 

そう思うと、会社への恨みがふーっと消えていくのが分かった。発作のように膨らんでは、沈み、膨らんでは沈むの繰り返しだけど。

 

ポンさんとジュリーから卒業祝いということで、ラグジュアリーホテルのエステをプレゼントしてもらいました。えぇぇぇ、ぼたむすの人生に「エステ」なんて文字は無かったので、ちょっとドキドキしています。本音を言えば、ゴリゴリマッサージの方が・・・ですが、レストラン同様、新しい経験を大事にしていきたい!同じことの繰り返しなら、退職の意味ないから。

 

不安な毎日中、楽しみができたことに感謝です。2週間後に予約を入れたので、またご報告いたします。

クビになりまし㊶ポンさんとジュリー

毎日1万歩歩き、図書館に通う。心を冷静に保つのがやっとの毎日。弁護士からの連絡はまだない。ジョンが帰国するまであと5日もある。

 

ポンさんが、共通の友人のジュリーと一緒にご飯を食べないか、と誘ってくれた。ジュリーも20年来の友人で、元々サラリーマンから独立し、会社経営をしている。ちょうど同じ年代なので、親の介護のことなどで、たまに会ってお茶する仲だ。

 

ポンさんから、「クビ宣告を受けた、と言わない方がいい。ポジティブな印象を持ってもらった方がいいし、これからどこかで一緒に仕事するかもしれないから、自主的に辞める予定、と言った方がいいよ。」とアドバイスをもらっていた。

なので、ジュリーをはじめ、知り合いには「近々やめる予定です。」と自主的に言い始めた。もちろんクビ宣告に関しては、弁護士を入れているので、何とも言いようがないのだけれど。

 

次の日、ポンさんとジュリーは、行ったこともないようなレストランに連れて行ってくれた。気持ちは沈んでそれどころではないのだけれど、一生に一度の経験と思って、一生懸命!?食べた。有機野菜はどこどこから朝チョクで届いて、20種類くらいの野菜の名前を丁寧に教えてくれた。けど、何も頭に入ってこない・・・もったいない・・・。

とてもお高いレストランだけれど、驚いたことに2名の女性が、お一人で来られていて、お料理を満喫している様子が伺えた。かっこえ~。自腹切って美味しいものを食べにくる!サイコー!凄いなぁ~ってチラチラ見てしまいました(笑)

 

会社人間だったから、自腹を切ってこういうレストランに来ることなかったなぁ、と今更ながら会社依存のサガを感じてしまった。でも、もうそこから卒業だ!

 

今日はポンさんとジュリーにご馳走になります(笑) 知らんけど。

 

ジュリーはしきりに「今から何でもできますねー!世界一周旅行とか、何かやりたいことはないですか?」と、ジュリーも独立した時のことを思い出していたようで、「なんにでもなれるし、何でもできますね」と励ましてくれた。

 

正直、どこにも行きたくないし、何もしたくない。ただただ寝ていたい。でもそうすると絶対に落ち込んでしまうから、毎日歩いたり、図書館行ったり、精一杯のことをしている。

 

それに、もう50歳。まだ50歳!?フラフラしている暇はないのではないか、今頑張らないと取り返しがつかなくなるのではないか、と焦る気持ちが強かった。

 

答えを曖昧にするぼたむすを見て、ポンさんが話をそらして、3人が初めて会った時のことを懐かしく語り始めた。

クビになりまし㊵図書館通いと1万歩

ジョンが日本に居ないというだけで、何となく気分が楽になった。けれど、相変わらず気分が冴えない。気を紛らわすために、1日1万歩を歩くようにしている。カラダが疲れないと眠れないからだ。

 

新しく始めたこともある。図書館へ通い始めたのだ。図書館へ歩いて行くと往復3000歩くらいになるので、せっせと歩いていっぱい本を借りて読んでいる。

 

お客さんからは電話がかかってくるけれど、気持ち的に出られない。追ってメールをして、しばらくお休みします、ご迷惑をお掛けしてもうしわけない、とだけ伝えた。

 

なぜこんなことになったのか。これから先どうなるのか。自分ではとてもコントロールできない大きなものに操られている感覚で、ジッとしていると不安ばかり募ってくる。

 

もしかすると、懲戒処分で、クビになる可能性もある。あぁ、何でダウンロードしたんだろう、調子に乗っていたのかぼたむすよ。

 

ヨーコ先輩からメールが来た。浮かれポンチで仮装を楽しむ黒幕デーブとジョンが写っている写真と共に、「早く帰りたい」と。あぁ、ヨーコ先輩気を使わなくてもいいです。どうせなら楽しんでください!!!

 

益々気分が重くなり、外に飛び出しひたすら歩く。1万歩ってかなり大変なので、朝と夕方の2回に分けて歩くようにしている。そして毎日図書館へ通い、サラリーマン人生を振り返り、いかに会社社会にどっぷりつかり、安心という名の幻想列車に乗り込み、危ういところまで来ていたことを実感している。

 

自分の人生をちゃんと考えず20年過ごしてしまったことへの反省が始まった。世間で言われる「いい人生」と、自分にしかできない「いい人生」が違うものだったと段々分かってきた。本は偉大だ。すべての答えは、先人たちが教えてくれている。ちゃんと自分に向き合えるだろうか。

 

人によっては10代の思春期に悩むようなことを、50歳にしてぼたむすはぶち当たっている。60歳のぼたむすから見たら、「50歳、まだまだ若いよ。何でもできるよ」と言ってくれるだろうか。

なんだかとても怖いけど、正面から向き合えば、これからの人生が楽しくなるようなそんな希望が出て来た。