おはようございます。
今日は曇り模様のようですが、花粉?PM2.5?、マスクが外せません。
兄とぼたむすは、週末お母さんの様子を見に実家に戻るのですが、曜日をずらして帰省しています。例えば、兄が土曜日なら、ぼたむすは日曜日、というように。平日は週3日の半日デーサービス、週2日のヘルパーさん、週末は子供たち、と言うように、毎日母が誰かと会うようにしています。
先日の話です。兄が実家に戻る日、兄から「お母さんが家に居ない」と、ラインが届きました。週末の午前中に出かける予定など無いので、慌てて母のスマホに電話すると、ラッキーなことに電話に出てくれました。
ぼたむす「お母さん、今どこにいるの?」
母「あ、ぼたむすちゃん。もうすぐ着くからね、駅に」
ぼたむす「え!?今日は駅で待ち合わせしてないよ」
母「えええぇぇ!?あら、やだ、またお母さんバカやっちゃった。あははは。」
ぼたむす「今お兄ちゃんが家に居るよ~。帰れる?」
母「お兄ちゃんカギあるかしら。あれ、あら、カギ・・・。え、あら?!」
ぼたむす「大丈夫。お兄ちゃんカギ持ってて、家で待ってるから」
と、母はどうも「カギ」を持ってこなかった様子。兄に伝えると
兄「カレンダーに、小鳥のおばさん、駅名って書いてある。ぼたむすと間違えてるね。」
ぼたむす「え?小鳥のおばさんから電話があったんじゃない?来るって?」
兄「電話のコンセント抜いてあったから、電話来るはずがない。母さん、大丈夫かなぁ。もうそろそろやばいんじゃないの?!」
と、兄はイラついている様子が伝わってきました。おそらく会社でストレスが貯まるお年頃なのでしょう。老害にならないといいなぁ、と密かに祈りました(笑)
小鳥のおばさん、とは母のいとこの80代の女性で、結婚してから近くに住んでいたこともあり、母が1番親しくしている親族です。なぜ「小鳥のおばさん」と呼ぶかと言うと、ずーっと小鳥を飼っていたから。子供の頃に名前ではなく「小鳥のおばさん」と兄と呼ぶようになったのです。
母が帰ってきた、と兄からラインがあり、一件落着!と思っていたら、1時間後に兄からまた連絡が。「小鳥のおばさんが来る」と。
え?、やっぱり母は駅に小鳥のおばさんを迎えにいったのか!?
しばらくすると兄からラインで「小鳥のおばさん家に来た」と。
母を最初から疑ってしまった兄とぼたむす。「忘れっぽいから」「分かってないから」と勝手に決めつけてしまってはダメですね。やっぱり母の行動にはちゃんと「理由」があるのです。
認知症になったからと言って、すべてが出来なくなるわけではありません。できること、できなくなったこと、ちゃんと見極めてあげること。口では簡単に言えるけど、本当に難しい。
介護する方の基準で判断したり、物事を進めて行ったり、どうしてもしてしまうから。しょうがないよね。
兄は近くのお団子屋に走り、お赤飯と桜餅を買ってきてお茶を入れたようです。母はお茶の用意が促されないとできないので。
小鳥のおばさんは元気そうだったようで、2時間くらいお喋りをして、母が駅まで歩いて送っていったとのこと。
兄からまたラインが来ました。「次の予定に間に合わない!」と。
ぼたむす「悪かったね。お母さん自力で帰って来られるから、お兄ちゃんも帰って大丈夫だよ」
兄「英会話なんだよね。キャンセル料が発生する」
ぼたむす「まぁ、仕方ないよ。お母さん楽しい時間過ごせたから😄」
兄「仕方ないでは済まないよ」
ぼたむす「お母さんからキャンセル料いただきませう😄」
兄「会社のお金だけどね」
ちっせーなー!というか、承認欲求うざいぞー!50のおやじがー!自腹で習い事やれ!
と、ぼたむすの眉間にまた深くしわが刻まれるのでした・・・。