ぼたむす日記

アラフィフおひとり様の仕事、介護、読書のこと

【ご機嫌認知症お母さんNo.62】マツケンサンバで、シニア感激!?

こんばんは!

今日は週1度の実家の日。

激しく降る雨の中、母はコートにレインブーツを履いて、半日デーのバック(連絡帳入れ、お財布無し)を持って、駅で待っていてくれました。

 

私は薄いカーデガンを羽織っていたので、道すがらおそらく10秒に1回は「ぼたむすちゃん、寒くない?風邪ひいたら大変よ」と繰り返す母。

 

今日はイラっとすることなく、「ヒートテック着てるから大丈夫だよ~」と穏やかに15回は返事したと思います(笑)

 

さて、先日某地方銀行が年一回開催するお客様感謝祭の無料コンサートに、母と行って参りました。夕方からの公演だったので、早めのお昼にいつもの駅まで迎えに行き、電車にて出かけました。

 

この日は、半日デーを初めてお休みしたせいか、半日デーのバックで現れました。そうです、お財布やスイカが入ったバックは持って来ず、半日デーの連絡帳のみ持っていたのです(汗)

 

一度私は改札を出て、母の切符を買い電車に乗り込みました。切符を買う際も、タッチパネルになっているので、ボタンに慣れた母は戸惑うばかり。乗り換えなどがあったりすると、本当に分かりづらいですよね。

 

イカ電子マネーに移行させるために、わざと難しく切符販売機をしているのではないか!?と疑念を抱いてしまいました。そして駅員さんがいない・・・。あ~、世知辛い世の中よ~。

 

母が電車に乗るのは本当に久しぶり。横浜まで遠出するのはコロナ後お初かもしれません。すっかり電車やホーム、駅周りが変わってしまい、浦島太郎子になっていた母。コンサートまで時間があったので、カフェでお茶をしました。

ミルクティーを頼んだのですが、こちら700円くらいの値段を見て、「高いわね~!!!」と驚く母。「いくらならいいの?」と聞くと、「分からないわ、うふふふ」とごまかし笑い。母は一体いつの時代を生きているのだろう、とたまに思うことがあります。

いよいよ、マツケンコンサートへ!

 

おそらく3000人はいたでしょうか、シニアの方々。満員御礼でございます。

私たちが行った回が最終だったらしく、3日間連続、昼と夕方の2公演、合計6回も開催していたとのこと。おおよそ2万人のシニアが参加していたのですね~!!!

 

さらに驚いたのは、コンサート前に「地方銀行支店長方々のご紹介とご挨拶」です。

「経営は安定しております。引き続き、孫の代まで〇〇銀行をよろしくお願いします!新NISAも〇〇銀行で!」

 

そして途中で新入社員による「おじいちゃん、おばあちゃん、振り込め詐欺に気を付けて!」の寸劇みたいのもありました。

 

詐欺は危ないから、一生お金は下ろさない、使わない方がいいですよ、と言っているように聞こえました (笑)

 

タダより高い物はない、と言いますが、年1回の無料コンサートで、何万人のシニアの方々が喜んで貯金をどんどん増やしてくれるのだから、最も効率の良い販促活動になるんだなぁ~と勉強になりました。

 

さぁ、お待ちかね!女性の演歌歌手の方と一緒にマツケンの登場! まずは「マツケンのAWA踊り」から。

www.youtube.com

マツケンは面白いことを全力でやる姿がプロだなぁ~って感動しました。盛り上がりそうな曲ですが、シニアの方々は行儀よく、静かに聞いていらっしゃいます。

 

女性の演歌歌手の方は、お話も歌もとても上手で、おそらくお二人とも70歳くらいですが、本当にお元気に、バリバリ現役で輝いておりました。ああ言う年の取り方に憧れます。

 

母が一番喜んでいたのは、大トリを飾った「マツケンサンバ」。やっぱりこの曲は盛り上がりますね。

 

大満足で母と横浜から電車に乗ると、通勤時間と重なって大混雑。家まで母を送り届ける道すがら、マツケン楽しかったね、と覚えていてくれる母。

 

一方で、普段のリズムで生活することの方が、母には心地よいのかなぁ、とも感じることが多々ありました。今は、お出かけ <  半日デー なのかもしれません。

 

色々なところに連れて行ってあげたい、と思うのは私のエゴで、母の毎日のリズムを崩さないようにしてあげることが、今は一番大事なのかなぁ、と色々学びのあった母とのお出かけでした。