ぼたむす日記

アラフィフおひとり様の仕事、介護、読書のこと

【ご機嫌認知症お母さんNo.54】テレパシーで通じあう!?

こんばんは😊

今日はオフィスデー。一日外に出る機会がなかったので、ガンガンに冷房がかかった中、頭のカチンコチンなおじさんたちの輪から外れ?外され?ココロの芯まで冷え冷えの水曜日でした💦

皆様はいかがお過ごしでしたか。

 

昨日の続きです。

母の仲良しのお友達Aさん。時々母に電話をかけてくるみたいですが、1か月くらい前、私が実家に戻った週末にも電話がありました。

 

母が電話をとり、「Aさん♪元気~。え?!半日デー?行ってるわよ。え?値段?知らないわ。高くないわよ~。お金かかるんだっけ?楽しいわよ~、あははは」

 

何やら母が行っている半日デーのことを聞いているみたいだったのですが、「値段?えっと、えっと・・・分からないけど高くないわよ♪」と繰り返す母。

 

半日デーに通い始めて1年半、週3日行っていますが、行く曜日を覚えることができず、最近は半日デーに「働きに行っている」と言う日もでてきました。そして無料で行っていると思っています。うひゃ~。

 

Aさんと電話で話している母は、困ったように私を見つめてくるので、電話を代わってもらいました。

 

ぼたむす「こんにちは!娘のぼたむすです。お元気ですか?」

Aさん「え‘’??何言ってるのよ。誰?え?娘?」

 

Aさんは半年前と変わらず、様子がおかしい感じでしたので、不安にさせてはいけない!と思い、「半日デーですか?Aさんも行かれるんですか?」と話を切り替えてみました。

 

Aさん「そうなのよ。来週見に行くんだけど、高いでしょ?息子が高いっていうのよ。そんなに高いの?いくらなの?4000円もするの?高いわよね。」

 

ぼたむす「大丈夫、高くないですよ~。1回4000円ではなくて、1か月4000円ではないですか?」

 

Aさん「え‘’?高くないわよね!今長男が来て話をしていったんだけど、すぐに帰っちゃったから、詳しく聞けなかったのよ。高くないのね!ね!」

 

と母と話をしていると思っているAさん。

 

ぼたむす「大丈夫よ~。一緒に行きましょう~」と言って、母に代わると、電話は既に切れていて・・・(笑)

 

母は「Aさん、おかしいのよ。あんなにハキハキしていい人だったのに、前に会った時私のこと分からなかったのよ」と遠い目をしていました。Aさんだけでなく、お母さんもだよ・・・と心の中でつぶやきことしかできませんでした(涙)

 

翌週、母に「Aさん半日デー来てる?」と聞くと、「いないわよ。Aさんも来ればいいのにね。楽しいのに。」と。

 

以前にBさんの死亡説を流したAさん、やっぱり妄想や幻覚を見るようになったのかなぁ、と心配でしたが、ご家族のことを知らない私はどうすることもできず。

 

気になっていたので、ケアマネさんの月1のモニタリングの際に、Aさんのことを聞いてみました。

 

ケアマネさんはご存じではない、とのこと。心配でしたが、祈ることしかできません。

 

するとモニタリングの翌日、ケアマネさんは、わざわざ調べてくれて、Aさんが1か月前から週2日、母と同じ曜日に半日デーに通っていますよ、と連絡してきてくださいました。

 

ええぇぇぇぇぇ!?

み、ミステリー!?

 

まず不思議に思ったのが、母は半日デーの事業所の名前と曜日が分からないのに、どうやってAさんは、同じ場所、同じ日に行くことができたのか?

 

そして、何も確固たる情報もないAさんがご家族に母のことを話すことができたのか?

 

そして、そして、母は週2日Aさんに会っているのに、全く覚えていず・・・

 

Aさんより、母の方が症状が重いのか!?ひゃぁぁぁぁぁ。

または、古くからのお友達なので、テレバシーで通じ合った!?

それ以外考えられません。お互いに通じるものがあり、言葉はいらなかったのか!?それとも、奇跡的にお互いシャキッとする時が交差し、話が出来たのか!?謎は深まるばかり。

 

認知症は、千差万別。ほんと、お一人お一人症状が違うので、Aさんとお母さんだけが分かる世界があったのかもしれません。そう思いたい!

 

母は益々半日デーが楽しみになったのではないか、と私は嬉しくなりましたが、兄にこのことを伝えると、「う~ん。お母さんが混乱しないかなぁ」と心配性が過ぎてネガティブ発言が。

大丈夫!大丈夫!ポジティブに行きましょ、ポジティブに♪