ぼたむす日記

アラフィフおひとり様の仕事、介護、読書のこと

【ご機嫌認知症お母さんNo.53】コロナで加速した、シニア世代の老い

こんにちは☺

今日は外回りで、干上がってしまったので、そのまま帰宅しました(笑)

皆様も、水分補給お忘れなく♪

 

母はお友達が多く、ママ友と会社勤務時代のお友達と、昔からたくさんのお友達がいます。そのうちの一人のママ友Aさん(おそらく80歳越え)が、コロナ禍が原因でしょうか、母におかしな電話を時々かけてくるようになりました。

 

去年の春、ママ友Aさんが、「Bさん、亡くなったって!知ってた?」と電話がありました。たまたま週末で私が実家に居た時だったのですが、母が「え?何言ってるの?知らないわ。噓でしょ!?」と明らかに動揺しているので電話を代わってもらいました。

 

「娘のぼたむすです。こんにちは。」と言うと、

「え‘’!?何言ってるのよ。どうしたのよ。え‘’?!?」と繰り返すAさん。

 

いつもハキハキした優しいAさんの声が、酔っ払いのような口調!?、場末スナックのママのような感じ!?(あ、違ってたらごめんなさい)

やばいなぁ、と思ったので、「ちょっと電話切りますね~。」と言って一旦電話を切り、動揺する母に、「死亡説の出たBさんの家に行って、確認してきて」とお願いしました。

 

Bさんの家は斜め前だったので、母が急いで行き、チャイムを鳴らすと、元気なBさんが!安心して帰ってきた母は、「家に遊びに来ない?って誘ってきたわ。今からBさんお茶のみに来るって」と。

 

母はBさんの家のチャイムを鳴らした時点で、用事をすっかり忘れていたのでしょう・・・。「お茶飲みに来て!」と咄嗟に誘ったのかと(笑)

 

Bさんの生存を確認して、Aさんに電話をすると、「え‘’?誰?何、どうしたのよ!」と繰り返すAさん。明らかに様子がおかしかったので、「また電話するわね~」と母の振りをして、電話を切りました。

 

Bさんがお茶飲みに来たので、事の次第を話すと、「あぁ、そういえばAさん、半年以上婦人会に来てなくって、最近見かけたらカラダが半分になったの!?っていうくらいやせちゃってたわよ。おそらく認知症じゃないかしら・・・」と。

 

Bさんは頭がしっかりしているのですが、足が悪いのと、夜眠れなくて、精神的に辛いわ~と仰っていました。また別の母のママ友や会社関連のお友達で、亡くなった方も多かったと聞いています。

 

コロナでシニアの老いが加速したんだなぁ、と母のお友達を見ていて感じます。運動や社会参加ってクオリティオブライフ(QOL、人生の質、生活の質)にはとても大事な要素だと実感しました。

 

その後も、Aさんはたま~に電話をかけてきたり、ひょこっと母に会いに来ています。

Aさんの家は5分程歩いたところにあるのですが、一人で歩いて来ているみたいです。

 

兄が実家に居た時にも来たようですが、水ようかん2個のお土産を持ってきて、律儀なところは変わっていませんが、様子はぼんやりした感じだったそう。

 

母もお茶を入れたり、お菓子を出したりができないので、兄が近くの和菓子屋まで走り、お赤飯と助六寿司を買ってきて、二人に食べさせたとか。兄もやればできる子なのね(笑)

 

そして、Aさんと母の認知症同士の面白い!?不可解な!?出来事がさらに起きるのでした。

つづく