ぼたむす日記

アラフィフおひとり様の仕事、介護、読書のこと

【ご機嫌認知症お母さんNo.52】セルフレジのエキスパート?!

こんばんは☺

今日も暑い一日でしたね。

オフィスデーだったので、同僚女史の愚痴聞きランチ、週1回のご奉公をしてきました(笑)

 

昨日実家に戻り、母と駅で待ち合わせをして、スーパーに買い出しに行きました。いつも母に「セルフレジ」をしてもらいます。商品のバーコードを見つけたり、スキャンをしたりすることで、少しでも脳の活性化になれば、と淡い期待を抱いております。

 

週に1回ではありますが、1年程前は上手にバーコードを探せなかった母ですが、今では、スイスイできるようになりました。卵10個入りや、値引きのバーコードは分かりづらい位置にあり、これだけはイマイチ覚えるのが難しいようですが、他は難なくこなします。

 

無事にお会計を澄まして、袋詰めの台まで移動すると、母は気を使って、重いものを自分のエコバックに急いで入れようとします。母の優しさを嬉しく思いますが、母はなで肩で荷物を肩から掛けづらいらしく、手で持って帰るので、バックをあまり重くしたくありません。

 

なので、「お母さん、まずはビニール袋に商品を入れてくれる?」と声をかけます。この間は、お豆腐を渡しながら言うと、「分かったわ!」と言って、ビニール袋のロールの前で、お豆腐を上下に揺らし始めました。

 

ん?!と思って、よーく見ると、母はビニール袋のロールをバーコードのスクリーンと勘違いして、スキャンしているではありませんか!!!

 

おかしいやら、切ないやら・・・「お、お母さん、バーコードはもう終わったよ。ビニール袋に入れてね」と言うと、「あら!あははは。そうね、そうね」と笑いながら、お豆腐を袋に入れてくれました。

 

フッとした瞬間に、「あぁ、進行しているんだなぁ」と感じさせられることが多くなってきています。まぁ、でも笑えるだけ、いっか!と、あまりクヨクヨ考えず、笑い飛ばせるうちは、深刻にならないように気を付けないとですね。

 

ストレスが一番悪いので、母にはできるだけネガティブな言葉を使わないように、と思っていても、「違う違う!」「だめだめ!」とか必ず言ってしまう自分を反省して帰る道すがら、一人立ち寄ったスーパーで、違うスーパーのポイントカードを堂々と出して、「あ、違う違う!だめだめ!」とネガティブワードが口癖になっている私自身の方が心配になる今日この頃です。

 

母は指示を出せば、上手に野菜やお肉を切ることができます。母の作ってくれた夏定番の「ピーマンとナスの味噌炒め」美味しかったなぁ~(遠い目)