ぼたむす日記

アラフィフおひとり様の仕事、介護、読書のこと

【ご機嫌認知症お母さんNo.61】相槌上手で社交的、その実態は!?

こんばんは!

3連休いかがお過ごしでしたでしょうか。

暑かったですね~。

 

この週末も実家に行ってきました。有難いことに母の通っている半日デーサービースは、完全土日がお休みですが、祝日は営業していてくれます。本日も元気に半日デーに行ってきたようです。

 

曜日感覚や、不規則なことに対応できない母にとって、祝日もいつも通りヘルパーさんも半日デーも開いてくださるので、本当に感謝しています。

 

いつものように週末、母と駅で待ち合わせて、買い物をして実家に向かいました。母はまだ駅まででしたら、来られますが、もう駅以外のところで待ち合わせはできないと思います。

 

実家への帰路、母はよくお友達から声をかけられます。「ぼたむすさんのお母さん、あら~、久しぶり~。元気?」と。

 

母はその度に、人懐っこく、「あら~、久しぶり~。元気よ!あなたは?」と返します。5分ほど立ち話をして、母に「知ってる人?」と聞くと、「ううん、知らない人。」と、ここ最近は毎回言うようになりました。(笑)

 

傍から見たら、あまりにも自然過ぎてぜー――ったいに知り合いだと思います。もともと八方美人的なところもあるので、相槌がうまい!きっと、知っている人だけれど、忘れちゃっているのかもしれません。

 

一方で、母の知り合いのシニアの方々は、自分の話ばかりして、人の話を聞いてません(笑)

この間も、ご近所さんがお家の草刈りをしていて、私たちを見つけて、出てきて、「あら~、久しぶりね~。どうしているかと思っていたのよ。あの人が・・・・・。この人が・・・・。テレビもつまらないから、草むしりしてたのよ・・・」と会うなりマシンガントーク

 

日差しが照り照りの中、20分の道のりを汗だくで歩いてきて、もう少しでお家だ!という時に、このマシンガントークのおばちゃん登場。

 

話がとにかく長くて、会わないようにしてたのですが、この日は運悪く捕まってしまいました。

 

私は何とか、「おばさん、暑いからお家入ったら?」「ちょっと急いでるんで」等、おばちゃんの一人漫談の息継ぎの間に、挟み込もうとしても、中々割って入れず。気が付けば10分も経過。

 

母は「うんうん、そうなの?」「あなた若いわね~」「へ~、凄いわね~」と、気のいい相槌を打つから、おばちゃんも饒舌になってくる(汗)

 

おばさんの話を聞いてあげたいのは山々だけど、あまりにも暑くて、「おばさん、暑いから家に入った方がいいよ」と言うと、「あたし、いくつに見える?」と・・・。黙っていると「83歳よ!70歳にしか見えない、って言われてるのよ。全然健康、日向ぼっこしないとね!」と。終わる気配が見えず・・・。

 

確かに若い。姿勢もいいし、話もすらすら出てくる。母は「うわ~、若いわね!」とほめ過ぎるくらい褒めるから、おばさんの話も止まらない。

 

私は少しずつその場を離れて、日陰に居ると、やっとおばさんが開放してくれて、「長かったね~」と母と話していると、「あの人誰?」と。

 

えぇぇ・・・。とうとうご近所さんを忘れたか・・・(涙)。同級生のお母さんだよ、と言うと、あ~・・・、と分かったふりをする母。忘れちゃったんだろうなぁ。

 

近所のおばさんも誰かに話を聞いてもらいたいんだろうなぁ。おしゃべりしたいんだろうなぁ。もう少し涼しくなったら、おばさんのお話をたっぷり聞いてあげたいと思います。

 

毎回会うたびに徐々に、お母さんの認知症が進んでいるなぁと切なくなっちゃうけど、まだまだできることもたくさんあるし、できるようになったこともたくさんあるから、ヨシとしましょう♪

 

来週は、お休みを取って、母とお出かけを予定していま~す。