ぼたむす日記

アラフィフおひとり様の仕事、介護、読書のこと

【ご機嫌認知症お母さんNo.55】マネージメント力のなさを痛感

こんばんは🌝

 

今日は週1回の実家の日。昨日は兄が行ってくれました。今日も時間通りに駅で待ち合わせをして、買い物をして、家に帰りました。

 

家に着く前に母のバックの中を見ると、お財布、スマホはあるのですが、「カギ」がないのです。カギをよく失くす?!隠す!?ので、裏口から母は出入りしています。

 

今日も裏口から入っていき、家の中でカギに付けている「キーファインダー」を鳴らしてみてもならず。ヘルパーさんとのノートを見ると「赤いキーファインダーがなりませんでした」と書いてありました。赤いキーファインダーはカギに付けています。

 

炊飯器の中、押し入れ、たんす、冷蔵庫など、家中探してみましたが、見つからず。母もどんどん混乱しているのが分かったので、「お母さん、今週はカギが無いから裏口から出入りしてくれる?カギは無いから探してもないよ」と母にお願いしました。

 

母は「私こんなにバカになっちゃったの!?」と寂しそうに泣きだしてしまいました。

 

「お母さん、泣いてもしょうがないよ。誰もが通る道。できることもたくさんあるんだから、明るく過ごそうよ。泣いたらどんどん忘れっぽくなっちゃうよ」と励ましてはいても、母なりにショックを毎回受ける感じです。

 

私も夕方美容院の予約があったので、母に寄り添うどころか、自分の都合で、母を急かしてしまいました。私が持っている家のカギを渡そうとも思ったのですが、きっと母はカギをまたなくすだろう、と諦めてしまいました。

 

そんな娘の私に会うことはストレスでしかないのでは!?と自省しかありません。母は一切私を責めたり、怒ったりなどなく、何かおかしい、と不安な様子がとても切なくなります・・・。

 

最近読み始めたピーター・ドラッカーのマネジメント、と言う本に、「マネージャーの指名は、チームの個々人の弱みをカバーするのではなく、強みを生かすこと」と書いてありました。

 

ぼたむす家のマネージャーである私が、母の強み(いいところ)、のみに焦点を当てて、最大限生かすような役割分担を与える、ことが大事なのに、母の弱み、物忘れ、のことばかりカバーしようとしていて、ダメだなぁと反省しています。

 

母の強みは、「判断力がしっかりしている」「笑顔でいつもご機嫌」のところです。この2つを最大限生かせるようお膳立てをしなければいけないのです。でも実際はダメダメなマネージャーで、時間、成果、規律ばかりに目が行き、母のいいところを無視しています。

 

新しいカギを渡しても、覚えられないのではないか、またなくすのではないか、と後ろ向きでしたが、スペアキーを5個くらい作れば、何回なくしても大丈夫ですよね。簡単に解決できることを、あーでもない、こーでもない、と杓子定規に考えていて、母を信頼していなかったことにも反省です。

 

物忘れがあるからといって、すべてができなくなったわけではありません。できる部分をちゃんと見てあげて、尊重できるようにマネージメント力を磨いていきたいと思います!ちょっと大げさ!?(笑)