ぼたむす日記

アラフィフおひとり様の仕事、介護、読書のこと

【読んだ本の紹介No.47】ドラッカー・スクールで学んだ本当のマネジメント

こんばんは!

月曜日お疲れ様です。7月最後の日ですね。明日から8月頑張りましょう!

 

さて、昨日もちらっとご紹介したのですが、ピーター・ドラッカーの「マネジメント」を読んでみようかと思い、本屋に行ったのですが、難しそうだったので、初心者向け!?のような本をまずは購入してみました。

www.njg.co.jp

新版でているのですね。知らずに古いものを購入してしまいました💦

 

この本を読んで、私が知っている「マネジメント」という概念が覆りました。

「マネジメント」は、日本語に訳すと「管理」となり「ルールと権限を行使して、管理統制するイメージ」を大概の方がお持ちですよね。

 

でもドラッカーの考える「マネジメント」は「人の強みを生かし、弱みを意味のないものにする」ことだそう。そうすると、人はお互いを尊重し、生産性を上げることができるのだ、と。

 

日本の会社では、入社面談では強みや資質が問われるのに、入社後は弱みをいかに是正するかが問われている。

 

強みを買われて入社したにも関わらず、弱みにばかり焦点があてられ、克服することに時間と労力を求められる。自ずと、強みが生かされず、生産性や成果も出ない、そんな会社とても多いですよね。

 

また、組織やチームの中で効果的なコミュケーションには、「仲良くなる」ことではなく、「レスペクト」の気持ちがないと生まれない、と書いてありました。

 

これ胸が痛くなりました。いい印象を持ってもらおうと笑顔で接していましたが、私人望がないなぁ、とずーっと思っていたのです。それはきっと相手に対して、どこか見下した気持ちがあったからですよね。反省です(涙)

 

当たり前のことだけど、相手を尊重する気持ちを持つって大事ですね。

 

成果や生産性を上げるには、強みだけ注力して、レスペクトの気持ちを持つ。なるほど、仕事だけでなく、家庭にも当てはまるなぁ、と思いました。

 

特に認知症の母の「できなくなったこと」ばかりに目が向いてしまい、ため息をついたり、諦めたりしがちで、母の自尊心を傷つけてばかりいました。

 

「母の強み(いつも笑顔で、ポジティブ等)」はまだ失われていないのに、こちらをできるだけ長くできるようにしてあげることの方が、トータルで考えた時に、母のやる気も上がるし、QOL(生活の質)も絶対上がりますよね。

 

この本では、例題とともに解説されているので、とても分かりやすくて、実践にすぐに生かせるものばかりです。

 

また、この本の冒頭でマネジメントにとても大事なこととして、まずは、セルフマネジメントがあると書いてありました。セルフマネジメントとは、「何時に起きて、締め切りは…」というような「自己管理」でははなく、「自分を理解し、自分自身という資源を最大限活かすこと」

 

・自分とは何者か?

・自分が生涯かけて追及したい使命とは何か?

・自分自身の価値観とは何か?

・自分本来の強みは何か?

 

皆さんは、すぐに答えられます?

私は全然答えられませんでした・・・。

まずは自分のことを知ること、これが一番難しい!でも、より豊かな人生を実現するためにも、頑張って考えてみたいと思います!