ぼたむす日記

アラフィフおひとり様の仕事、介護、読書のこと

【ご機嫌認知症お母さんNo.42】八方美人は健在!

こんばんは。

昨日実家に行った際に、母とスーパー2軒行きました。

1軒目買い物を終えて、出口に向かうと前から70代くらいの女性が母に声をかけてきました。母は「久しぶりね~」と何やら立ち話を1分くらいして、「また会おうね~」と言って別れた母に「誰?」と聞くと、「たぶん、裏の通りの人だと思うけど。」と。

 

「何話してたの?」と聞くと、「うふふふ、適当に話し合わせちゃうから~」と。認知症あるあるでしょうか。

 

2軒目のスーパーに入ると、別の70代と思しき女性が「久しぶりね~」と母に声をかけてきました。母も笑顔で「あら~!本当元気だった?」と。こちらも同じく1分程、話をすると「またいつでも会おうね~」と笑顔でお別れをした母に「誰?」と聞くと、「分からないわ。うふふふふ。話合わせちゃうから~」と。

 

家に向かう道すがら、前から杖を突いて歩いてきたのは、近所の70代の白髪の女性。私から「こんにちは!」と声をかけると、「あら、久しぶりね~」と喜んでくれました。

「運動のために歩いているのよ」と仰っていて、母は「いつでもうちに遊びに来てよ」と社交辞令を連発。家を行き来する程の人ではなかったよなぁ、と思いながら、別れた後母に「家に遊びに行ったりしたことあるの?」と聞くと、「ないわよ~」と。

 

愛想のよさは昔から変わらないなぁ、と思わず笑ってしまいました。でも、同じことを何度も繰り返す母に、聞いていて、ちょっと切なくなったり。母なりに、一生懸命合わせようとしているんだなぁ、と。

 

家に戻ると、ピンポーンと玄関のチャイムが鳴り、ご近所の母のお友達がお土産を持ってきてくれました。母は「上がって、お茶飲んでいって」と言うと、お友達は「夕飯の支度があるから」と。これを5回は繰り返したでしょうか(汗)

 

認知症になっても、母の社交性の高さは変わらず、お友達もたくさんいるんだなぁ、とちょっと安心しました。住み慣れた街で、安心して暮らせる環境を整えることが、ひとつのサポートとして大事なんだ、とあらためて思いました。

 

さて、今週はずーっと見て見ぬふりをしていた母の歯医者問題にやっと取り掛かろうかと思っています。