ぼたむす日記

アラフィフおひとり様の仕事、介護、読書のこと

【ご機嫌介護No.8】デーサービスの見学は一緒に、不安を煽らないよう別名を付けよう!

母の介護認定が出る前に、デーサービスや半日デーに母と兄と3人で見学に行ってきました。最初母だけで半日デーサービスの見学に行ってもらったのですが、帰ってくるなりすぐに忘れてしまっているので、全然参考にならず。地域包括支援センターの方にも「一緒に行った方がいい」と言われたのと、結局私が判断しないといけないので、一緒に行って母の様子を見てみて決めようと思いました。

 

デーサービスが2つ、半日デーを2つ見てきました。

 

母は「デーサービス」と聞いて、「私はまだそんな年じゃない!行きたくない!」と見学に難色を示していましたが、「75歳になる前に見学しておいた方がいいよ。団塊の世代は人数が多いから、早めにどんなサービスがあるのか色々健康なうちに見に行こう!」と丸め込み(?!)、「帰りにお兄ちゃんと3人でお食事して来よう」と話をはぐらかしてはみても、やはり母は動揺していました。

 

それから当日まで何も言わず、当日実家に帰り「出かけようか?お食事行こう」と声を掛けました。本人も忘れっぽくなってきていて、不安になっている中、デーサービスの話をした途端に「老人ホームになんて入らない!」と、なぜかデーサービスが老人ホームへと話が飛躍してしまうので、不安を煽るようなことは言わずに、デーサービスの名前は言わずに行った方がいいと判断しました。

 

 

地域包括支援センターがやっている1日型のデーサービス。30人くらいいたと思います。私たちが通常思い浮かべる典型的なデーサービスで、見学に行った11時頃は、お風呂に入る方、その他の方はパズル、塗り絵をしたり、男性は将棋を、女性は編み物をしている人もいました。お喋りをする様子はなく(コロナ禍だったからかもしれませんが)、ただ座ってるだけ、横になっている方もいました。重い認知症のクラス(?)も別室でしたが、同じフロアにありました。

 

小規模型のデーサービス。50代の女性が車で迎えに来てくれて、スタッフの方数名とお風呂からお食事までの日帰りのサービスをご提供しているアットホームな感じでした。平屋の一軒家に10人くらいいたと思います。見学に行ったのが14時頃だたので、お風呂も終わり2つの部屋に雑魚寝(?)のような形でお昼寝していた方8割、2割のおばあちゃま型がお話をしていました。男女比率は半々くらいでした。

 

運動メインの半日デー。近所にコンビニがあった場所にできた新しいリハビリ中心の半日デー。バイクや筋トレ道具が置いてあり、マンツーマンで運動を補助してくれます。見学に行った時は、男性3名、女性1名が運動をしていました。

 

体操とお喋りの半日デー。家から歩いて行ける距離にあり、定員が10名程でほぼ女性。3時間ほど、体操とお喋りを楽しむ地域の集まり、みたいな感じ。ワイワイしていました。

 

驚いたのがどこも80歳~99歳の方しかいなかったことです。デーサービスと半日デーは雰囲気が全然違います。デーサービスは静、半日デーは動、という感じです。

 

デーサービスは主に「お風呂」がメインのような気がします。半日デーの方は、お風呂はなく3時間程なので、「脳トレ数独」をメインとしたり、ジムみたいな「運動」や「お喋り」が中心のところなど、何かに特化しているかと思います。

 

ただ半日デーは探すのが結構大変という面もありますが、ぜひケアマネさんに相談したり、ネットで調べたりして見てください。

 

母の様子を見ていると、デーサービスは明らかに嫌がっている感じでした。運動メインの半日デーは、運動だけだとつまらなそうで、本人が唯一楽しいといったのが「体操とお喋りの半日デー」でした。

 

母は当時まだ73歳で、見た目はとても若く身体的には何も問題がなかったので、活動的でない「静」なデーサービスは、ちょっと違うかなぁと思いました。また、運動だけでなく「お喋り」「社交」が目的だったので、体操とお喋りの半日デーに決めました。

 

4つ見学に行き一つでも「楽しかった」と言ってくれたので、ほっとしました。

ぜひ1か所だけでなく、数か所見学に行くのをお勧めします。できましたら親御さんと一緒に早めに。

 

73歳の母は半日デーに通っている中では一番若いので、最初はどうかなぁ、と不安でした。でも1年経った今では母の生きがいになっています。週3日通っていますが、ここ6カ月は皆勤賞です。楽しい、楽しい、と言っています。本当に良かったです!今の状態が少しでも長く続くよう、今年も楽しんで行ってくれたら、と願うばかりです。

 

ちなみに、デーサービスって名前が「●●の園」「リハビリ●●」「デイサービス●●」など、あまり響きがよくないのが多いと思いませんか?だからみんな敬遠しちゃうのかと。わざとそういう名前にしているんでしょうか!?

 

なので、この半日デーは別名で「ひゅーひゅー」(仮)のように呼んでいます。なので、母も「ひゅーひゅーは楽しいよ」と半日デーだとは思っていないと思います。デーサービスと言わずに、別名を付けるとサークルに通っているようで、親御さんの不安も和らぐかもしれません。

 

母は社交的な性格でもあるので、お喋りができる半日デーに出会えて、ラッキーだったと思います。特に母のように趣味が無い、コロナ禍で家に閉じこもりがちになった親御さんなら、早めに見学に行くことをお勧めします。備えあれば憂いなしです。