ぼたむす日記

アラフィフおひとり様の仕事、介護、読書のこと

無料の落とし穴

先日林先生がTV番組内で、「無料と引き換えに、有限な時間を差し出している。無料には気を付けろ!」と言っていた。その通りだなぁ、と思った。

 

インターネットやゲームが無料の場合、得をした!と思うかもしれないけど、寝る時間を惜しんでまで自分の時間を差し出してしまっている。これって結局損していませんか。だって実質無料ではなく自分の一番価値ある時間を使ってしまっているのだから。

 

昨今、コストパフォーマンスよりもタイムパフォーマンス「タイパ」という言葉よく耳にします。ネットの動画も2倍速で見たりするのは当たり前。自炊よりデリバリーで自由時間を獲得してます♪なんてことを言ってる人もたくさんいますよね。

 

お金より時間が大切!っていう割には、結局浮いた時間をスマホに消費しているのが現状ではないでしょうか。浮いた時間で何をするか、を決めてなくて、ただうわべの時短に喜んでいるとしか思えません。しかも、無料に関しては、自分の時間を結局費やしてしまっていて結局高くついてしまっている訳で。

 

昔から「タダほど高いものは無い」って言いますが、その通りですね。辞書を調べると

  1. 一時的には、無料無償であったり、非常に安価であったりするものは、後になって相応又はそれ以上の対価を支払うことになるものである、世の中は、都合良くできているものではないという戒め。

    只より高いものはない - ウィクショナリー日本語版

     

一番高いのは生きている時間です。24時間は皆平等に与えられた時間。それを「無料・タダのもの」にささげてしまっている・・・。

 

私は恥ずかしながら、50歳を目前にして、やっと時間の有限さを意識するようになりました。無料に飛びついて、貴重な自分の時間をささげてしまわないよう、気を付けようと思います。誘惑が多い世の中、難しいけど若いうちから心にとめておくことをお勧めします。