ぼたむす日記

アラフィフおひとり様の仕事、介護、読書のこと

【ご機嫌介護No.9】介護保険の転送届はお早めに

本日は実家に戻り、母と一週間分の作り置きをしてきました。

一人暮らしの母は、一人では買い物に行ったり、食事を作ったりはもうできません。

ただし、ヘルパーさんや私が「野菜切って、目玉焼き焼いて、ご飯炊いて」と誘導していけば、全然できるのです。なので、できることはやってもらうことにしてます。懐メロをかけながらやると、歌いながらご機嫌でやってくれます。

なんでもやってあげません。できることは何でもやってもらうことで、自信を持ってもらいたいと思っているからです。

 

さて、母の物忘れがひどくなった兆候の一つに、「郵便物」をなくしてしまう、というものがありました。特に困ったのが「クレジットカード」でした。

 

近くにイオンがあり、イオン銀行でカードを作っていいた母。コロナ前は「ラウンジ」があって、そのカードがあると飲み物やお菓子が頂ける、という無料喫茶店のようなものがありました。母はそこが好きで毎日のように散歩がてら行っていたのですが、このカードを何度もも無くしていたのです。

 

それも落として無くすのではなく、再発行されたカードを受け取ってどこかにやってしまう、というパターンでした。カードは書留で送られてくるので、必ず受け取ってはいるのですが、大事だと思うあまり、どこかへ隠してしまう。それが4-5回続き、さすがにあきらめて解約しました。

 

「大事!」と思うと、母はどこかにしまい込む(隠す)癖が抜けません。なので介護認定を取る際に、「介護保険の転送手続き」を真っ先にしました。こちらも「書留」で送られてくるので、確実に母は無意識に隠してしまうだろう、と。郵便物などをなくす兆候があるのなら、確実に受け取れる先に転送届をした方がいいと思います。介護認定申請書はケアマネさんにお願いして、それと同時に私の方では市役所へ転送手続きへ行きました。

 

もちろん平日しか空いていないので、会社を休んで書類を出しに行ったのですが、他に2組居て、2組とも揉めている感じで、なんだか嫌な雰囲気。市役所の人はバイトでしょうか、「分かりません」「ここで相談されても困ります」のような態度。私の番が回ってきて、あらかじめ用意した書類を出すと、「はい、わかりました」とだけ。提出書類は、なんだかわからない書類の山にぽーんと乗せられて。

 

もしもし!?今はデジタルの時代ですよね?紙って無くしませんか!?って感じです。コピー取っておけばよかった!!!と後悔先に立たず。ぜひコピー取っておくことをお勧めします。写メでもいいかもです。

 

無事に介護保険は私のところへ届いたので、よかったですが、やっぱり市役所って非合理だなぁって感じました。我慢と忍耐ですね。

 

介護認定の申請は地域包括支援センターにお任せして、介護保険の転送届けだけ私はしました。一度介護が始める前に、皆さんも市役所の介護課がどんなところか行ってみることいいと思います。親の介護関係で、おそらく仕事を休んできている方が大半なので、イライラしています皆。それに反してやる気のない市役所の方々。イライラしても仕方ありません、こういうものだと受け入れるしかないのです。

 

介護認定の申請を自力でやる方もいらっしゃるようですが、素人がやったらどれくらい時間と労力がかかるんだ!?と思いますので、地域包括センターやケアマネさんに任せるのが一番です。「転居届」だけでも大変なのに、申請なんて気が遠くなります。

 

誰にでもいつかは来る、親の介護。非合理な世界への心の準備をしておくと、割と慌てずに済むかと思います。