ぼたむす日記

アラフィフおひとり様の仕事、介護、読書のこと

サインを見過ごすな!年末帰省は絶好のチャンス☺

母が要介護認定を受けてから約1年経ちます。

これから週末のブログにて、1年で感じたことを、経験したことなどを、少しずつまとめていきたいと思います。

 

母の様子がおかしくなってきたのは、母が65歳で定年退職してから。今から10年ほど前。父が30年前に亡くなってから、一人暮らしが長かった母。私と兄は2週間に1回、どちらかが帰る程度だったので、忘れ物やお財布を隠したりして探せなくなったりしても、正直母の様子が変だなとは、深刻に思わなかった。昔からお財布や銀行の通帳などは、自分だけが知っている場所によく隠していて、「ない!ない!」とよく騒いでいたから。

 

最初の兆候はこんな感じ。

 

・旅行の準備ができていなかったり、電車のチケットを渡しても無くしていたり。

・クレジットカードを5回連続で無くす。新しいのが届いても、すぐになくす。5回目で解約。

・お財布やお金、カギを頻繁に家の中で無くす。

・冷蔵庫に食器が入り始める。食器を元の場所に戻せなくなる。

・年末の買い出し。年始に向けた買い物リストをお願いしたが、一つも買っていなかった。おせちは私が予約して、元旦に母がサラダやおでんなど作ってくれたが、4年くらい前から作らなくなった。

・料理が得意な母が、料理をしなくなってきた。食パンばかり食べている。

・好きだった地元地域でやっている「体操」を突然やめた。

・お友達が多く、旅行やお茶を頻繁にしていたが、コロナで一人で過ごす時間が多くなった。

・郵便局でお金をおろして、知らない人に渡した!と妄想を見るようになる。

 

などなど、今思い出すと、「あ、そういえば、あれも、これも」と思うことばかりですが、当時は「どうしてできないの!」「怠惰だな!」と思って、脳トレをやらせたり。私と一緒だと脳トレできるのですが、私がいないと自主的には全くできなくなって。まさか「認知症」の兆候だとは思わず、怒ったことが多かったことをひたすら反省と後悔をしています。

 

これから帰省する方多いと思います。ぜひ、ご両親の様子を観察してみてください。親の老い、これからの介護、自分の生活、など考えると、目を逸らしたくなることだらけですよね。

 

実際に私も母の様子がおかしいなぁ、と思っても認知症?病気?とは不思議なくらい思わなかったのです。「まぁ、年取れば、こんなものかなぁ」と。

 

特に母の場合は、身体的な問題は全くなく、健康で、いつも明るくニコニコしていたので、認知症の兆候として見られる、怒ったり、鬱っぽくなったり、というのがないので、気づいてあげられなかったのだと。

 

また、自分の生活が忙しい中、先の見えない介護が始まる・・・と思うとどこから手を付けていいのか分からず不安しかないすよね。

 

親の様子がおかしいと思ったら、慌てずに、まずは、「観察」と「メモ」をお勧めします。ネットで検索して、色々な方の体験記、ブログも見てみるのもいいですよね。症状は千差万別で、ぴったり当てはまるものが無いかもしれませんが、情報収集は早くに越したことはありません。病気、病院、福祉・地域コミュニティの活用、費用、老後ライフプランの確認、など、両親の生活を全般的に把握する必要があります。これがまた時間と手間がえらくかかります!!!

 

いきなり「カラダ悪いとこない?」「お金いくらもってるの?」など、センシティブな事柄なだけに、聞きづらいかもしれませんね。なので、まずは様子をよく観察して、小さいことでもメモしてみてくださいね。くれぐれも私のように「なんでできないの?」「どうしていつも忘れちゃうの?」など怒ったり責めたりしないように。と言ってもこれも難しい・・・。いいんです、しょうがないです。大丈夫です!!!親子だから☺

 

今日は母の2ヵ月に1度の病院の日なので、これから実家に戻ります。

まだ唯一駅での待ち合わせができます。物忘れが「秒」になっているのを日々感じて、泣いてばかりでしたが、今は母との時間を楽しむことに全力を向けています!

行ってきまーす。