ぼたむす日記

アラフィフおひとり様の仕事、介護、読書のこと

【読んだ本の紹介No.31】「頭のいい人」がやっていることを一冊にまとめてみた

去年購入し読んだ本「世界の頭のいい人がやっていることを一冊にまとめてみた」。テレビでよく見かける中野信子さんの著書。

 

彼女が、ラジオかテレビで「五月病は、日本人なら全員かかるもの。それは春夏秋冬、四季の季節の変わり目の気圧のせいで、幸せホルモンのセロトニンが不足し、やる気が無くなったり、軽い鬱傾向になる。あがらわず、やり過ごすしかない。短期的にやる気をだしたいなら甘いものを。長期的になら牛赤身肉を食べましょう!」と言うようなことを言っていて、面白いことをいう人だなぁ、と興味がありました。

 

タイトルの「頭のいい人」とは、世界全人口で上位2%の知能指数にいる人のみが入会を許される団体MENSA(メンサ)の会員のこと。中野氏がこの団体で知り合った人の習慣や振舞を紹介していています。

 

ただし中野氏によると「世界で通用する頭のいい人は、逆境も自分を味方にして、したたかにいきぬいていく人のことで、簡単なコツやテクニックで習得できるのだ」と言っています。

 

私が一番印象に残ったのは、「やらないことを決める」と「目標を数値化する」ということです。

 

やらなければならないことがある時に、「やらないリスト」も同時に作ることを勧めています。有限な時間であれもこれもとやることが増えすぎてしまい、本当に「やらなければならないこと」に時間を裂けなくなるから。

 

それに意味があると思っていることも、大抵は無意味なことが多いので、やることリストとやらないことリストを同時に作り、見直していくことが大事だと言っています。

 

また「目標を数値化する」ことで、目標と現実の差をきちんと認識することができ、より明確な達成感がうまれる、とのこと。

 

ただし目標とは人生の質をより良くするための道具であり、最終到達地点ではなく、自己を高めるための起爆剤だと思って目標数値を設定すべき、とも言っています。

 

やっぱり、より充実して生きていくには、自分を知ること、その上で戦略的に詳細なライフプランを立てていくことが大事なんだな、と思いました。自然体で生きていくのって実は一番難しいんですよね。

 

自然体だとどうしても、自分が傷ついてしまったり、ストレスを抱え込むことになるので、自分の性格や癖を理解すること。そしてストレスを削減するためのちょっとしたテクニックを念頭において、要領よく行動することで、パフォーマンスを最大化させ、幸福度の高い人生が送れる、と言っているように感じました。

 

何はともあれ、昔も今も、図太く生きていける力が、頭のいい人、賢い人なのかもしれませんね。