ぼたむす日記

アラフィフおひとり様の仕事、介護、読書のこと

【ご機嫌介護No.22】穏やかで、よく笑う母

本日は週一度の実家の日。母と駅で待ち合わせて、買い物をして、一週間分の食事を作り置きしてきました。いつもと変わらない母の様子に安堵するとともに、この状態が少しでも長く続いて欲しい、と心から思いました。

 

母は昔から穏やかで、いつも明るく、怒ったり、イライラしたりしているのをあまり見たことがありません。お友達も多く、いつも輪の中心にいるような人でした。

 

物忘れがひどくなって、私が怒ったりしても、大きな声を出したり、怒鳴ったりなどはしたことがありません。いつも穏やかで笑っている母。病院の先生にも「穏やかですね」と、驚かれます。

 

認知症のお薬の副作用で怒りっぽくなるかも、と少し警戒していたのですが、いつも通り穏やかで、笑っている母にホッとしています。

 

今日は富士山がきれいに見えて、「まぁ、きれいね~」と明るく大きな声で喜んでいました。でも3秒後には忘れていますが(笑)私の言うつまらないギャグにも手をたたいて笑ってくれます。3分おきに言っても笑ってくれます。

 

母の物忘れは確実に進行していますが、できることも増えたのも事実です。例えば、週3回お風呂を沸かして入ること。それまでお風呂を沸かすボタンを覚えられず、お風呂嫌いに見えたのですが、ヘルパーさんのおかげで、「ヘルパーさん来る日=お風呂を入れて入る日」という習慣ができました。

 

ヘルパーさんも「いつも明るく出迎えてくれます」と連絡帳に書いてくださっています。明るく接することは、得しかないのですね。だからいつも母は周りから親切にされることが多いのだと思いました。

 

母は笑うことで、安心感やストレスを溜めこまない用にしているのかもしれません。そうしないとどんどん不安が加速して、自分が分からなくなってしまうから。母がそう言った訳ではないですが、母なりに戦っているのだと思います。

 

自分も将来母と同じような年になった時に、穏やかでいつも笑っていられるだろうか。認知症になるのも怖いけど、穏やかに明るくいられるか、まだ自信がないのが正直なところ。

 

昨日の「脳内メーカー」の結果(ブログ)を母に見せたら、「あははは。全然寂しくないわよ!」と手をたたいて笑っていました。ストレスをできるだけ軽減して、安心して毎日過ごせる環境を全力で守っていかなければ、と思う週1度の母との時間でした。

 

認知症に効果が期待される牛赤身肉。母はもりもり食べてくれました♪