こんばんは。今日も寒かったですね。寒さは万病のもと、と言いますが、最近同年代の知り合いの方が入院したり、配偶者の方がご病気になられたり、と心が痛む知らせが続いております。
数か月に1度くらいのペースでお茶をする仕事を通じて知り合った50歳の方がいらっしゃいます。時々お仕事をご一緒することがあるのですが、仕事以外で気軽にお話ができて、快活な話上手な方です。
久しぶりにその方と年末に喫茶店巡りをした時に、どこも混んでいたので、少々お高いカフェに入りました。そこは日本茶専門店で、1杯なんと1,500円越え!ポットで2杯程になるのですが、よくよく味わって飲むぞ!と話をしながらチビチビ飲んでおりました。
いつも飲み物を2杯は頼む方なのですが、この時はポットのお茶を1杯だけついで、半分は飲まずに残されていました。話も何となく上の空な感じがして、なんだか変だなとは思っていましたが、いつものように私が9割しゃべってしまい、その方はうんうん、と聞いてくださり、1時間程してお別れしました。
そして、先週1カ月ぶりぐらいに連絡が来て、オフィスの近くにいるのだけど、ちょっとお茶しませんか、と。1時間時間が空いていたので、いそいそと出かけて行き、近くのカフェに入りました。私はハーブティーを頼むと、珍しくコーヒー好きのその方も同じものを頼んでいました。
また私の悪い癖がでて、誘われたのに待ってました!とばかり、一方的に喋りまくり、気が付けば1時間を超えていて。びっくりして「また会いましょう~」といい、オフィスにそそくさと戻りました。
その後数日して、共通の知り合いの方から、その方の奥様がご病気になり、仕事を続けるか、介護に専念するか、迷われている、というお話を聞きました。
あぁぁぁ、最近「聞く力」だの「人は聞き方が9割」だの本を読んでわかった気になっていたけれど、全然実践できてなかった自分が情けないやら、腹が立つやら、涙が出てしまいました。きっとその方は、私に何か話を聞いてもらいたかったから、1カ月も経たずに連絡してきたのかと。
「なんだかいつもと様子が違うな」とは感じていたのですが、はっきり聞くことはせず、私の怒涛のお喋りをいつものようにしてしまい、その方に寄り沿うことが全くできませんでした。
少し経ったら、私の方から連絡してお茶に誘ってみたいと思います。聞くことに徹して、でも根掘り葉掘りは聞かず、ゆっくり美味しいお茶が頂けるお店を探して、誘ってみようと思います。
それにしても、40過ぎたころから、それまで考えもしなかった「老い」や「病気」の話に接する機会が格段に増えてきました。自分はちゃんと周りの人を大事にできているのか、優しくできているのか、と突きつけられている気がします。
さりげなく寄り添えるようになるには、どうすればいいのかは、まだ分からないです。今はただ知人と奥様がストレスなく毎日を過ごせるよう、心から願ってやまないです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます☺