こんにちは!
成人の日ですね。
毎年凄く寒くなる印象でしたが、今年は温かくて過ごしやすいいですね。
昔話題となったビデオですが、再度TED「人生を幸せにするものは何か?」を見てみました。
アメリカで1930年代から継続しているリサーチ。ハーバード大学の学生と下町の恵まれない家庭の2つのグループから10代の男性が抽出され、人の一生で、どのような要素が幸福をもたらすのか、を75年かけて調べたもの。
分かったことは、「良好な人間関係がある人は、健康で、幸せで、長生きをしている」ということ。
家族、夫婦、友人、社会(コミュニティ)との関係性が良好なほど幸せをもたらし、関係性が薄い人は孤独に陥り、健康を害し、短命である、との結果が出ているそう。しかも、関係性は広さではなく、「質」が大事で、ごく少数でも満たされた関係性である方が、幸福度が高いのだとか。
良好な人間関係(Good Relationship)って、日本語でいい言葉がないですよね。そもそも日本人の概念には無い言葉だったのかもしれません。儒教の要素が強かったり、天皇制や士農工商なんて言葉もあるくらい、人はそもそも格差があるという意識が長い間土台になっていたので、人間関係に「格差」はあっても「いい、わるい」なんて考えが無かったのかもしれないな、と思いました。
または、そもそも人には親切に優しく、という日本人の「おもてなし」の心は、戦略的に作っていく「人間関係」とは別で、人として当たり前の行動なのかもしれません。なので、Good relationshipは、しっくりくる言い方がないのかしら。
今は暮らしも豊かなになり、価値観も劇的に変化していますよね。古い概念「お金や名誉が人に幸福をもたらす」のではなく、「人とどう関わっていくか」こそが、これからの日本人の「幸福度」の指標になっていくんだろうなぁ、と思いました。
でもでも、人間関係が一番難しんだけどね~。