最近「行動心理学」や「行動経済学」に興味を持ち、色々な本を読んでいます。と言うのも、仕事柄、消費者心理を把握することで、様々な広告やキャンペーンに応用できたりするからです。
例えば皆さんも心当たりがありませんか?
・大、中、小、とあると、真ん中の「中」を選ぶ傾向にある
・ギャンブルで手に入れたお金は簡単に浪費する
・つまらないものでも、一度手に入れたら愛着を感じる
仕事に役立つだけでなく、こうした話が大好きで、ちょっとした話のネタにもなりますよね。
本屋さんの人気ランキングのコーナーに並んでいた「スゴい!行動経済学」を購入してみました。
行動経済学について、こう言っています。
人間は不合理な生き物です。例えば、つまらないものに愛着を感じてはいつまでも持っていたり、非常ベルが鳴っているのに周りが動かなければ自分も避難しなかったり、特段欲しくもないものを買ってしまったり……。そんな人間の不思議な判断や行動、事象に応えるのが行動経済学です。
作者は「行動経済学は、生活からビジネスまであらゆる面で活用できる実用定期な学問」と言っていて、3つの魅力を紹介しています。
・セルフコントロールができる自分になれる
・人間関係がスムーズになる
・社会や企業の改善に役立つ
今すぐ応用できるものとして、集中力を高める一番の方法は「締切り効果」だそう。1カ月後の締切りより、1時間後の締切りの方が集中力を高め、且つ生産性が上がることが立証されています。
お任せや緩めの締切り設定より、「時間に余裕のない状態」を敢えて創り出すことで、集中力が向上するとのこと。
確かに、一つ一つの作業で、時間を決めてやると生産性の向上にもつながりますよね。私自身実際メールの返信時間は5分ぐらいだろう、と思っていたのですが、実際に計ったら20分かかっていてびっくりしたことを覚えています。それからは「1メール何分」と決めて、生産性の向上に努めています。だらだらメールしちゃう時もあるけど(汗)
「行動経済学」という名前にも惹かれました。心理学以上に人気のあるジャンルが「お金」だそう。「トク」をするための知識は、多くの人にとって興味がありますよね。この本には、海外の事例が多く載っていましたが、これから徐々に日本でも人気の学問になりそうですね。