ぼたむす日記

アラフィフおひとり様の仕事、介護、読書のこと

【読んだ本の紹介No.26】トヨタの片付け

突然ですが、お片付け得意ですか?

私は片付けがあまり得意ではないので、物を持たないことにしています。

掃除もあまり得意ではないので、最小限の生活必需品だけ揃えて、散らからないようにしています。

 

でも、会社のデスクは紙が山積みになっていて、「あ、片付けなきゃ」と思っても、いつも後回しになっています。

 

整理整頓上手になると仕事の生産性も上がる!とどこかで聞いたことがあったので、オフィスに行くたびに、あぁ、やらなきゃ、と思っていて、年に2度くらい一気に片付ける、を繰り返している状態です。

 

そこで、ムダを徹底的に排除する「トヨタ生産方式」と言葉は聞いたことがあったのですが、関連本に「片付けの本」を見つけ読んでみることにしました。

 

books.rakuten.co.jp

 

実践的なことが多く書かれていましたが、私が印象に残ったのは「片付けと生産性の関係」です。

 

仕事が忙しい、または暇になると、整理整頓に大きく影響し、生産性が返って落ちてしまう、ということが強調されている項目です。

 

仕事を川の流れに例えると、承認が必要な書類を「こまめに」出すのは「小さい川」、「まとめて」提出するのが「大きな川」とします。

 

「大きな川」は、ミスや行き違いがあった時、発見が遅くなり、やり直しの損害(時間)が大きくなりますが、「小さい川」なら、よどみやモノの引っ掛かりが分かりやすいので、こうした問題は防ぎやすく、上司の所で書類がたまることもくなります。

 

私は締め切り間近に、ドカッとまとめて承認の書類を出す方が効率がいい!と思っていましたが、逆でした。確かに、承認を取った書類も数が多いので、「後で時間のある時に片付けよう」となってしまい、結果ほったらかしになります。

 

仕事全体が川のようにいつも一定に流れている方が、モノはたまりにくく、整理もしやすいのですね。これからは、こまめに書類を出したいと思います。特に経理関係は(汗)

 

私の周りには、提案書や報告書のドラフトを完全に出来上がった状態で見せてくる人が多いです。途中で確認させてください、と言っても、締め切り間近に、80%ぐらい出来上がった状態で見せてきます。

 

大体方向性が間違っていることが多く、そこから修正を掛けることが時間的にも労力的にも非常に効率が悪い!と思っていました。

 

まずは20%くらいの状態で確認させて、と言うと、いつも嫌な雰囲気になります。私がおかしいことを言っているのかな!?と思っていましたが、この本を読んで、私は間違っていなかった!と背中を押して頂けた気分です(笑)

 

仕事の偏りをなくすことは、不具合を早期に発見し、損害を最小化することに繋がるのだと、あらためて思いました。

 

お片付けが上手になると、無駄な時間や労力を使わなくて済む、また使わせずに済むのですね。明日早速会社の机を片付けたいと思います!