ぼたむす日記

アラフィフおひとり様の仕事、介護、読書のこと

40代の仕事での服装問題

「TPO」って今言ったりするのでしょうか。ひと昔は「マナー講座」がうようよありましたが、最近はビジネスでもあまり聞かない気がします。

 

TPOとはTime(時間)、Place(場所)、Occasion(場面)の略語で、時と場所、場合に合わせて行動や言動をわきまえること。

 

冠婚葬祭のような文化的・伝統的な儀式の場合は、「TPO」が大事になりますが、例えば仕事での服装はリモートワークで一気に変化していますね。

 

私自身、会社へは今「スニーカー」を履いて行っています。長い時間身に着けているものは「カラダが楽」なものを選ぶようになりました。そうすると、「1駅分歩いて帰ろうか」と思うようになり、運動もできて一石二鳥にもなっています。

 

また何気ないコミュニケーションのトピックになる、と言う発見もしました。日頃あまり話すことのない同僚が、「3つ駅を歩いて通勤しているんですよ」と、ウォーキングの話で盛り上がったり。

 

コロナ前は、ハイヒールをいつも履いていて、足が外反母趾寸前までいっていたのに、我慢して「これがTPO!」と思っていたのです。そして疲れたらタクシーになる羽目になり、同僚との会話もなく、と悪循環だったのです。

 

同僚の多くが外出が無い時は、「スニーカー」で出勤しています。スーツもあまり見なくなりましたね。ネクタイは全く見なくなりましたし、カジュアルなジャケットへ移行しているようです。もちろん職種によりますが。

 

仕事では「スーツ」や「制服」がある方が楽だ、と言う人もいますよね。考えることは一つでも減らした方が、脳へのストレスは減る、と聞いたこともあります。服が好きな方は「自分のスタイルで服装を決めたい!」と個性を出せるので、とてもいいかもしれません。

 

時代が急激に変わっていて、「何が常識!?TPO!?」なのかよく分からなくなってきている今、何事も自分の頭で考えなくてはならないので、「めんどくさいから、今までと一緒でいいや。」と思う人と「自分で考えて決めよう。」と思う人に大きく分かれてきます。

 

どちらを選ぶにしても、「周りを見て真似る」のではなく、「自分で考えて選択する」ことが大事ですね。

 

私はスニーカーを履いていった日は、さすがにドキドキしました。人と会ったり、外出の際は、低めのヒールで行きますが、その他は、「無理せず、カラダに負担のかからない格好を」と選択しました。

 

TPOは「マナー」としてよりも、「コミュニケーション」の一環として語られることが多くなってきています。「人は見た目が大事です」と本のベストセラーとかにもなっているくらいですから。

 

TPOは「自分が損しないため。得するため」のコミュニケーションなのですね。