おはようございます!寒い朝ですね。
少し前に話題になった本「繊細さんの本」を読んでみました。
私自身はたくさんの人がいると「人酔い」して、疲れてしまうので、当てはまるのかなぁと思ったからです。
「繊細さ」は性格上の課題ではなく、生まれ持った気質の可能性が高いのだそう。だから、むしろ繊細さを「個性」ととらえて、大切にすることでラクになり、元気に生きていける!と。
なるほど、私も、ご多分に漏れず、「人と違うこと」は「根性論」で治すものなのか!?と思っていました。間違っていました。根性論ではありません。この本では、繊細な感性を大切にしたまま、ラクに生きる具体例を挙げて説明しています。
例えば、会社でも不機嫌で、イライラしている人いませんか。小さなことで文句を言ったり、キツイ言い方、八つ当たりしてきたり。社内の雰囲気も凄く悪くなり、こちらまでぐったり疲れてしまう。こういう配慮の無い人、非繊細さん(繊細でない人)には、「放っておく」のが一番いいそうです。
「明るく声をかける」「不機嫌な相手ほど手厚く対応する」のは間違い!そうすればするほど、相手は非繊細さんに寄りかかり、さらに小言や八つ当たりを加速してきます。
その人の機嫌は、その人のもの。誰かが立て直し続けることはできないのです。なので、誰かの気づいたら「機嫌が悪いんだな!」と思うにとどめ、あとは放っておく。
大切なのは、不機嫌な相手をケアするのではなく、「自分をケア」する行動をとること。お手洗いに行ってみたりして、物理的な距離を取るのもいいそうです。
色々なことが目まぐるしく変わる世の中では、少し昔のような「常識」とか「正解」のような答えがなくなってきている。大多数の人の感性に合わせて生きていくのではなく、自分らしさを肯定していきることで、人生がラクに生きられるのだ、と教えてくれる本です。
「繊細さん」だけではなく、「非繊細さん(繊細さんでない人)」にも、とても役に立つ本だと思います。