こんばんは!
今日も秋らしい爽やかな陽気でしたね。
明日のイベントに向けて、ちょっとバタバタしております。
最近よく目にする「地政学」という言葉。皆さんどういう意味かご存じですか?
うーん、よく分からなかったので、本屋さんで目についた本を読んでみることにしました。
「13歳からの地政学」
話題になっているだけあって、「地政学」と名のついた本がたくさんありましたが、How to本だと、テストの暗記みたいで嫌だったので、物語の方が分かりやすいかなぁと思って選びました。
カイゾクと呼ばれるアンティーク屋さんのおじさんが、夏休みの間、週に一度13歳と10歳の兄妹に地政学の話をするのですが、具体的な例題と地理的条件に分けて説明をしているので、分かりやすく、面白く読めました。
世界で勃発する国や人種の争いは、地理的条件が大きく関与していること。物や情報は「海」を通っており、海の広さよりも深さが大事で、なぜなら大事なデータや核ミサイルの隠し場所になっているから、など、アラフィフのぼたむすは全く知らないことばかりで、とても勉強になりました。
13歳の頃にこの本があったら、ぼたむすの人生は変わっていただろうか!?と思ったり。
そして何より思ったのは、「人はおろかな生き物」ということ。よく小学生の頃、隣の席の子と「ここから、こっちは私の領土だから、入ったらダメ!」とか、境界線を作ったりしませんでしたか?
これって、国同士でも、ずーっと行われていることなんですよね。それが戦争。争いは一向になくならない。人間の悲しいサガなのかなぁ、と無常を感じてしまいました。
それにしても13歳でこの本を読んでいる子供たちは、どんな大人になるのかなぁ。世界中の人が安心して楽しく暮らせる世の中を作ろうと思うのか、それとも、壮大過ぎて無理、って思うのかしら。
大人も面白く読める本なので、ぜひ皆様にもお勧めです!