ぼたむす日記

アラフィフおひとり様のつぶやきです

【読んだ本No.5】NHKテキスト「論語と算盤」

5月の中ぐらいに、月に本20冊読むぞ!と、漠然と本を読んでいるよりも、目標を決めて、ブログに書こう!と1年発起してみました。←1年以上前にブログでは第4回で終わってるし・・・😅。

 

コロナで緊急事態宣言も延長される中、しっかり数値目標!?を持たないとだらけてしまう!との切羽詰まった感があり、5月病っぽい感じもあり、自分を奮い立たせてみました。

プラス、前にも書きましたが、人の時間を無駄遣いする上司からのストレスから解放されたい、と本に答えを求めていたことも重なり、せっせとブックオフに通っています。

以前のブックオフのお話はこちらから↓

botamusu.hatenablog.com

ブックオフ以外でも、「この本読みたい!」と思ったものは、楽天ブックで購入したりして、10日間で10冊制覇致しました。

NHK大河ドラマや2024年に新札1万円の顔になる最近話題の渋沢栄一論語と算盤」を分かりやすく簡単に読みたいなぁ、とNHK100分de名著の本「論語と算盤」を選んでみました。そもそも良く「論語」も分からないので、概要から入ってみました。

www.nhk.or.jp

いや~、まだまだいっぱい知らないことが多いなぁと今さら感じております。この本で印象深かったのが、

 

・ビジネスは「公益のための経済活動」、つまり「社会貢献」である。

ということ。

 

え?今さら!?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、「そうだよね!」と改めて気づかされたのでした。

これを読んで思い出したことがあります。最近の新卒の就職活動では非営利団体への就職がとても人気があるそう。TVニュースの就活の大学生がインタビューで「社会貢献をしたいから」と答えていた。

そもそも会社ってビジネスって、渋沢先生曰く「社会貢献」であるはずなのに、今「ビジネス」って言葉が独り歩きして「ビジネス=お金儲け」って負な感情を想起させてるよなぁと。。。

きっと非営利団体のPRがうまいんでしょうね。社会貢献はやりがいがあります!的な。いやいやどの会社も社会貢献してますから!人を雇って、社会を豊かにしているものやサービスを提供していますから~!ブラッキーな会社は別ですけど・・・

 

渋沢栄一の思想が100年経った今も重宝されるのは、複雑化する社会において、原点回帰の時期にある、ということでしょうね、今が。

 

その他、驚いたのが、

・明治初期、外国人から見ると、日本人は二枚舌で信用ならず、商業モラルが欠如していたとのこと。

模造品とかバンバン作ったり、平気で約束破ったりしたらしいね。

今でも当てはまるなぁと思ったのが、取引先には「注文をお願いすることになると思います!頑張ります!」と言いつつ、後日「上司の許可が下りず、注文できません」ということ。「え?よくあることじゃない?個人で頑張っても、会社がダメって言ったら発注できないよね?」と最初不思議に思いましたが、外国人からすると「個人で約束したことが、なぜ会社や上司がダメだって言われて、約束を破るんだ!個人の約束の方が大事だろ!」と言うことらしいです。

日本人からすると「あ、会社がダメなら仕方ないね」と暗黙の了解になるけど、外国人には「二枚舌」「嘘つき」になる。そう、建前と本音的なことでしょうね。

 

私も会社で同僚の外国人に「日本人の調査はよくわからない。調査では〇〇は嫌いだ、って言いながら、実際は〇〇を買っている!他の国では〇〇が嫌いだって言ったら、〇〇は買わないのに、どうしてだい?」と言われたことがあります。個人の意見よりも、その場の雰囲気や会社の立ち位置などを優先した答えを言ってしまう・・・これはいまだに外国人からすると理解不可能な行動なのでしょうね。。。

 

と、とても稚拙な感想ですが、今話題の人の生き方や考え方をサクッと知るにはとても分かりやすいテキストだと思います。

500の会社、600の事業に従事できた時代のダイナミックさに圧倒されますが、渋沢栄一という柔軟な考え方・生き方があってこそ!と納得できる内容です。大河ドラマも見てみよう!と思っちゃいました~。

 

私は4月末に本屋さんに買いに行ったら、既に5月号しか売っておらず、人気あるみたいですね。NHKの上記サイトだけ掻い摘んで読むだけでも面白いかと。新札1万円の顔も納得・楽しみですね。