ぼたむす日記

アラフィフおひとり様の仕事、介護、読書のこと

【ご機嫌認知症お母さんNo.81】頼られると力を取り戻す!?

こんばんは!

今日は風が冷たい一日でしたね。

実家へ向かう車窓から富士山がきれいに見えました。

 

さて、今日は実家の日。工事がまだ終わっていないのと、病院にもいかなければならず、てんやわんやの日でした。

 

いつも通り処方箋を一包化するのに、今日は比較的空いていたにもかかわらず、3時間半かかると言われ、母と銀行に行ったり、マックカフェに行ったり、スーパーで買い物をしたりして、のんびり過ごしました。

 

久しぶりに銀行に行って、母にATMでお金を下ろしてもらいました。たまにやらないと忘れてしまうので。半年ぶり以上だったので、案の定母はカードをそっと差し込むので、ATMは動いてくれません。暗証番号も見事に忘れていてので、横にいた私が操作して、金額は50万をササっと入力しました。

 

すると、「ATMでは、お取引できません。窓口へ起こしください」とカードが戻ってきてしまいました。あれ!?暗証番号間違えたかしら!?と焦っていると、母が「ぼたむすちゃん、これ見て。70歳以上は30万までだって。」とATMの横に貼ってある小さなポスターを指さしていました。

 

半年以上行ってない間に、特殊詐欺被害を未然に防ごう!と言うことで、金額の制限が引き下げられていたのです。

 

それ以上に驚いたことが!?動作が遅くなった母が、私がササっと入力した金額を覚えているではありませんか。それに、小さなポスターにぼたむすは全く気がつかなかったのに、母は気づいていたのです!一瞬、若き日のキビキビした母を思い出しました。懐かしいよ~(涙)

 

そんなことに感激しながら、もう一度カードを母に渡して「やってみて!」と言うと、やっぱりカードを恐々そっと差し込み、暗証番号も既に忘れ、デジャブーかと思う程、先程と全く同じ行動をとる母よ・・・。金額は30万を押してもらうと、出てきましたー。

 

たま~に、懐かしき若き日の母を垣間見ることができる瞬間があります。困っている私を見ると、母は本来の力を取り戻して解決しようとしてくるような気がします。

 

記憶力がどんどん弱ってきているけど、先走ってやってあげちゃうのはよくないなぁと反省です。母に頼ることも忘れてはいけない、とあらためて思った日でした。