こんにちは。
梅雨入りですね。じめじめの季節ですが、心はカラッと過ごしたいですね♪
前から読んでみたいと思っていた本「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったか？」が、文庫本で見つけたので読んでみました。
元々P＆Gで、消費者マーケティングを展開していた森岡氏が、USJの立て直しに抜擢され、赤字続きのUSJを立て直していった孤軍奮闘の様子が書かれています。
壮大な規模の予算がかかっている事業の裏舞台がとてもスリリングに描かれていて、教科書的な要素よりも、生生しい仕事っぷりに思わず感嘆させられます。
「24時間戦えますか？」と昭和の猛烈サラリーマンを思わせますが、やっぱりこれくらいやらないと駄目だよね。リスクを背負ってこその大事業だよね、と納得させられます。
「四六時中夢中になって考えて、行動あるのみ！」だけではなく、森岡氏の凄いところは、数学的にマーケティングする、つまり、きちんと数字を見て、読み解き、トライ＆エラーを重ねていくところ。これが難しいんですよね～。
やりっぱなしで、次につながらない、一発だけ、みたいなことやりがちですよね。私は特にやりっぱなしが多い。きちんと緻密に数字で示していかないと、本当に成功するって難しいんだなぁと改めて思わされた本です。
マーケティングだけでなく、USJの大逆転を知りたい方、興味のある方も楽しめる本だと思います。
