警察から電話!?
お母さんに何かあったのか!?心臓がドキドキしてきた。警察に折り返そうとする手も震えてる。落ち着けぼたむす!
メモ用紙とペンを用意して、電話を折り返した。
警察「〇〇警察、地域課です。どうしましたか?」
ぼたむす「お世話になります。先ほど母の件でお電話を頂いたぼたむすと申します。地域課の田中様という方はいらっしゃいますか?」
警察「え!?電波が悪くて聞こえないんですけど。もう一度要件とお名前をお願いします。」
ちょっとちょっとーーー!これって本当に警察なの!?詐欺グループのお兄ちゃんじゃないの!?と、ぼたむすの悪い癖で、すぐに疑っちゃう。
もう一度、母の名前と、地域課の田中さんの名前を伝えた。
警察「あ、分かりました。ちょっとお待ちください」と電話が保留になった。
転送する振りして、情報入力してんじゃないの!?次の作戦マニュアルで確かめてる!?しつこいですね、ぼたむす(笑)
警察「担当の田中です。あー、よかった、繋がりましたね。電話代がかかるので折り返しますね」
え!?折り返す!?電話代なんていいよ、要件を早く教えてーーーー!
やっぱり、詐欺なの!?
と一旦電話を切り折り返しを待った。
すぐに電話がかかって来た。
田中さん曰く、母は駅で家への帰り方が分からなくなった、と駅員さん相談したそう。駅員さんは警察に連絡をして、警察官が二人来てくれて、母を自宅へ送り届けているところ。母に怪我などはなく、無事なので、お話しますか?と聞かれた。
ぼたむす「すみません、ご迷惑をお掛けしました。母はそこに居るんですか?」
田中さん「電話を転送しますので、お待ちください」
転送・・・ジョブレスのぼたむすには懐かしい響き(笑)
電話は現場の警察官の方に転送された。
とても丁寧に状況を説明し頂くと、ぼたむすの身元確認が始まった。
名前、住所、生年月日、連絡先など聞かれた。そして、あの質問も
「ご職業は?」
一瞬頭が真っ白になった。どうしよう、無職と言ったら、「なぜ一緒に住まないのか?」と聞かれる?責められる?
ぼたむす「えーっと・・・。」
警察官「会社員ですか?」
ぼたむす「あ、は、はい、会社員です」
警察官「お勤め先のお名前をお伺いできますか?」
やべーーーーーーーー。どうしよう・・・・。
ぼたむす「自営です・・・」
警察官「・・・あ、そうですか」
嘘つき・・・。こんな時でも見栄を張るんかい・・・。
いや~、ほんとサイテーなぼたむすです。
警察官「確認ですが、お母さんの携帯に電話をして頂けますか?」
電話を切り、母の携帯へ電話をすると、警察官が出た。
警察官「お電話ありがとうございます。お母さんを無事にお届けして、本来でしたら、お越し頂き確認して頂きたかったのですが、今東京だと、無理ですよね?それでは、これで確認ということで、宜しいでしょうか。何かありましたら、またいつでもご連絡くださいね。お母さんに代わりますか?」
みんな優しいなぁ、と涙が出そうになった。

母に代わってもらうと「あ、ぼたむすちゃん?家に上がってください、って言っても玄関でいいっていうのよ。本当に良い人達よ。あ、帰っちゃうみたい」
母は彼らが警察官ということを全く理解していないよう。
ぼたむす「大丈夫?迷っちゃったの?」
母「う・・・ん・・・、よく分からないの。頭がごちゃごちゃするのよ。分からないわ・・・シクシク・・・」
母が泣き出したので、このまま一人にしておいて大丈夫なのか!?駅に行ったのは、ぼたむすに会いたかったから!?寂しかったからじゃないか!?ぼたむすの胸がギューッと痛んだ。
今(18時過ぎ)から実家に帰っても、その頃には母はもう何も覚えていないから、逆に心配させちゃうかも。でも行った方がいいのでは!?と答えが出ない。
ぼたむす「ゆっくり休んでね。おやすみなさい」
母「迷惑かけちゃってごめんね。ありがとう」
母が一番苦しんでる。自分が壊れていくのが分かっているのだ。ただ切なくて、電話を切ってからも、どうしようもなく気持ちが沈んでしまい、辛くなってきた。
つづきます。