母を混乱させないためにも、その日は電話やメールはしなかった。
ぼたむすに出来ることは何だ!?
クヨクヨしていてもしょうがない、一番辛いのは母なのだから、ぼたむすは母が不安にならないようにするには何ができるのかを考えた。
とりあえずチャットGPTに聞いてみた。(なんでやねん・・・)
チャットGPTは「それは大変だ!お医者さんに行くのがいいよ」だって。
はぁ、自分で考えないと。
まずは兄にショートメールで連絡。その後電話をしてみたが繋がらない。折り返しを待つしかない。
日曜日の夕方だったが、ケアマネさんにもメールで連絡をした。起こったことを手短に説明し、3か月前くらいに勧められた、半日デーサービスから1日型への移行を相談してみた。ケアマネさんの助言通り一人の時間を短くした方がいい、と思ったからだ。
ケアマネさんからはすぐに連絡があった。2つ的確なアドバイスを頂いた。
・市の徘徊SOSに登録して、GPS付きの靴を支給してもらう。
・1日型への移行は、母の様子を見ながら進めた方がいい。まずはいつもの半日デーサービスの際に、同じフロアの1日型へのお試しから始める。
ケアマネさん、ほんと仕事が早いんですよね。頭が下がります。たくさんの高齢者を担当しているのに、いつも親身になって寄り添ってくれます。ありがたいです!
日曜の夜の時間に申し訳なかったので、お礼と明日また連絡します、と返事をした。
そして肝心の兄からは連絡はなく、送ったショートメールも既読にならない。にーちゃんのんきだね~。
何だか胸が痛い。気持ちがフアフアして、何も手に着かない。夜ご飯も食べたんだか、食べないんだか。あぁ、動悸がする。
3時間ぐらい経った頃、兄から電話が来た。声が酔っている。飲み会だったのかな。「お母さんには申し訳ないけど、施設に入ってもらうしかないよ。」と。
日頃優しい兄ですが、今日はなんだかイライラしているなぁと思ったので、反論はせず、「そうだね。とりあえず、今できることとしては、見守りカメラを入れよう。私の方からはGPS付き靴の申請と、1日型デーサービスへの変更をするから。」と言って、電話を切った。
兄の苛立ちも分かる。仕事、家族、介護、色々あるよね。
その夜は久しぶりに怖い夢を見て起きた。それから眠れない。あぁ、やっぱりお母さんの様子を見に行けばよかった。また出歩いていたらどうしよう!?
母のスマホに入れたGPSを10分おきくらいに確かめた。あぁ、あたしの方が壊れちゃうんじゃない!?大丈夫か、ぼたむす!?

明日一番で母に会いに行こう!
そう決めて、「これが今私ができること。大丈夫。大丈夫」と自分に言い聞かせるのが精いっぱい。
あと少し続きます。