あー、ホットフラッシュと冷や汗で、額からの汗が止まらない。マスクもしているから息苦しい。
ぼたむす「どんな方法があるか教えて欲しくて来たのですが・・・」
弁護士「例えば、退職はせず働き続けたいのであれば、話し合いが長期化した場合、どれくらいのリスク、つまり時間的、金銭的、精神的に、ぼたむすさんがどこまでならリスクを取れるのかを良く考える必要があるということです。アクションを起こす際に、100%勝てる前提などありません。必ず自分自身のリスク許容の度合いを理解して判断することが大事です。」
そっか、この提案をそのまま受け入れるのか、受け入れないのか。この会社で働き続けたいのか、そうでないのか。そうでないなら、どうしたいのか?どれだけのリスク、最悪の事態を自分で受け入れられるのか・・・、あー選択肢は無限!
キツネ顔の弁護士を前に、リトルぼたむすに聞いてみた。「どうしたいの?」と。
ほんの30秒くらいの間だと思うけど、長く感じられた沈黙の後、
ぼたむす「私は、この会社で働き続けることはもうしたくありません。でも、提示された退職日や退職金をそのまま受け入れるのも癪にさわります。めーいっぱい請求したいです」
と、口をついて出た。あー、あたしもう働きたくないんだ、あの会社で、あの上司の元で。これがあたしの本当の気持ちなんだなぁ、と他人事みたいに感じた。
弁護士「そうですか。提示された特別退職金の金額を見ると・・・かなり高額だと思うので、どうでしょうね。」
ぼたむす「え?そうなんですか?」
弁護士「私の知っている中でも相当高い額だと思います。それだけ会社とすれば、ぼたむすさんに辞めてもらいたい、という強い意思にも見えますね」
ひゃーーーーー!!!
会社はぼたむすのクビ作戦を念入りに準備して、いざ決行!したのだ。あー、四面楚歌、どうするぼたむす!?