ぼたむす日記

アラフィフおひとり様のつぶやきです

クビになりました⑲2度目の弁護士有料相談

前回同様、無機質な部屋に通され、11時の約束をまた2分過ぎた時、弁護士が現れた。「お待たせしました。こんにちは。」と機械的な挨拶に心が凍りかけるが、相手のペースになってはいけない。今回は自分で話を主導しなければと思い、ぼたむすは褒めることから話を始めた。

 

「前回はありがとうございました。提案書に関してどうしたいか、リスクはどこまで取れるのかの2点をご教示頂き、しっかり考えて参りました。弁護士さんには感謝しております。ありがとうございます。」

 

すると、弁護士は、「え、あ、まぁ、ご自分でまずは決めることが大事ですからね」と、柔和な顔になった。つかみはオッケイか!?

 

ぼたむす「会社からの提案に関して、私は納得していません。でも、もう会社に戻りたいと思いません。20年働き、それなりに貢献もしてきたと自負しております。これまでのこと、これからのことを考えて、また自分自身のリスク許容範囲を鑑みて、退職日を1か月から4か月後に、退職金を50%増、会社都合での退職の3点を会社に要求しようと思います。」

 

弁護士「そうですか。では私たち弁護士への依頼ということで本日契約に進ませて頂いても宜しいでしょうか。」

 

ぼたむす「はい、まずは費用のことを確認させて頂けますか。」

 

弁護士「まず初回契約費が30万。実質稼働時間は6時間になります。6時間を過ぎると追加で1時間ごとにご請求させて頂きます。退職日の変更に関しては別途30万です。これは1日でも4か月でも「変更」が実現できれば、一律で30万円となります。別途延びた在籍期間の給与の20%。退職金の50%増が実現されれば、増額分の20%をご請求させて頂きます。」

 

え?30万が2回!?20%が・・・え?ちょっと予定していたのと違うぞ。電卓!電卓!慌ててスマホの電卓を打ってみた。

 

え・・・こちらの要求が完全に通れば黒だけど、下手するとマイナスだぞ!?期間変更の30万円が痛い。期間変更を辞めて退職金を70%にした方がお得か!?いや、弁護士費用にお得とか無いから・・・(汗)

 

お金も欲しいけど、4か月に在籍期間を延ばさないと、住宅ローンが組めない。期間延長は、お金よりメリットがあるはず、と思い直した。それにしても高い。

 

ぼたむす「高いですね。赤になりそう。」とつぶやくと、弁護士「いや、ちゃんと黒になりますよ。我々が動いてこの金額が手元に残るなら・・・(お安いもんでしょ、と言いたかったのだろう)」

 

そう、お金も大事だけど、チャレンジする方が今のぼたむすにとっては大事!やろうじゃないの!何も無くすものもないしね。

 

ぼたむす「では、契約をお願いします。」

弁護士「分かりました。それでは契約の準備をさせて頂きますので、少々お待ちください。」

 

弁護士は立ち上がり、5分ほどして別の二人の弁護士を連れて戻って来た。へ!?3人も弁護士がついてくれるの!?お値段3倍じゃないよね!?鴨られてる!?ひゃ~。