こんばんは!
今日も1万歩、ぎりぎり歩けました♪
最近図書館で本を借りて読みまくっているのですが、その中でも「ブルシットジョブ/クソどうでもいい仕事はなぜ増えるのか」に衝撃を受けました。
ブルシットとは、英語で直訳すると「牛の糞」ですが、日本語だと「くそ野郎!」みたいな野蛮な言葉で、普通の会話には絶対に出てきません。使うと喧嘩になるような言葉ですので、皆様どうぞ人前では言わないようご注意ください。
過激な言葉に惹かれて!?借りてみました。ブルシットジョブとは世の中にあっても無くても構わないどうでもいい仕事のこと。でも賃金が高く、肩書も結構なものが付いている。
例えば、皆さんの周りにも居ませんか?何の仕事をしているのか分からないけど、凄い肩書がある人。世界でも多くの人が「自分の仕事はあっても、無くてもどうでもいいのでは?」と感じているのだとか。
そうした「ブルシットジョブ」が増えているのはなぜか。本来ブルシットジョブとは真逆に居るエッセンシャルワーカーの賃金の方が高いはずなのに、逆転の現象が起こっているのはなぜか等、いびつな現代社会を紐解いています。
その中でも興味深かったのが2つ。1つは労働と消費の価値の逆転現象が起きているということ。真っ先に浮かんだのは「お客様は神様です」と言う言葉。調べてみると、1961年に三波春夫が言ったらしいです。その頃から、日本ではモノやサービスを生み出す労働よりも、お金を払って買う消費の方を尊いとする価値観が強まったのですね。
もう一つは、1日3時間労働で十分だ、というデータが20世紀初頭には分かっていた、とのこと。反して仕事時間は長くなっている社会構造の矛盾が書かれていました。
まさにぼたむすの仕事も、ブルシットジョブかもしれない!?と思いました。満員電車に乗って、定時に会社に行く必要があるのか?無意味な会議・研修にでる必要はあるのか?上司の気まぐれのために、誰も見ないレポート、提案書を書き続ける意味があるのか?社会に全く貢献していないのではないか?等々。
読み応えのある本でした。お勧めです。