ぼたむす日記

アラフィフおひとり様のつぶやきです

レントゲンおじさんに怒られる

足をくじいて、病院に行った時のこと。

初めていく整形外科。人生の中で病院にくるような大きなけがは初めて。

先生は、見た目60歳前後の野生児のような先生。裸足にビーサン。爪が・・・水虫なの!?って感じの、昭和ガテン系の足をしていらっしゃいました。

 

「どうしたの?」と聞かれたので、「段差で足くじいちゃいました」と足を見せると、「あら・・・こりゃ・・・痛かったでしょ?」と、優しく声をかけてくれた。何だか嬉しかった。最近どこの病院に行っても、「何で早く来ないんだ!」とか、「だめじゃないかー!」みたいな、結構イライラ系の先生に当たってたから、肩の力が抜けた。

 

先生は足を持って「ここ痛い?ここは?」と聞いた。「そこは別に。そこも・・・うぎゃーーーー!!!!」「ここか。内出血がひどいから、こりゃ・・・骨折だな。ヒビ入っちゃってるかもね。レントゲン撮ろうか?」

 

痛みは、ジッとしていれば無かったので、ただのねん挫だと思っていたのに。

ヒビ?骨折?

 

怖い、怖い。

 

レントゲン室に連れて行かれると、ハゲ散らかした中年の神経質そうなおじさんが待っていた。「靴脱いで、この台の上に・・・・」と言われたので、動揺しながらも、靴を脱ぎ、足を両手で持ち上げて、やっと台の上に上がり、横になろうとした。

 

「何やってるの!違うだろう!足だよ、足だけここに置いて!」と、ハゲ中年レントゲン技師が怒った。

 

「え!?あ、そうか、足だけこの台の上の分厚い板にのせるのね」と理解し、ササっと動いた。

 

それにしても、そんなに怒らなくてもいいじゃない!こちとら、骨折してるかもしれないって動揺して、カラダもうまく動かないのに!

 

「今度はこっちに来て。痛む足を側面に付けて、もう一方の足を上げて。ズボンもまくって。」

 

おいおい、情報量が多すぎるよ。ズボンのすそを上げながら、痛む足だけで片足立ち!?何言ってんだよ、できるわけねーだろ!

 

とは言えず。いや、負けてたまるか!やったろーじゃないの。

 

気持ちに余裕があれば、急かされなければ、スボンの裾は折りたたんであげればよかった。けど、そんな余裕はない。左手で壁にしがみつきながら、右手で左のズボンをまくり上げ、右足を上げる・・・・何やってんだアタシ!?

 

沈黙のまま。ハゲ技師はその場を去り、レントゲンが撮られた。戻ってくると、はい、終わり、と言われただけ。もーねー、姿かたちも悪いのに、性格まで悪いじゃ、どうするのよー、おい、ハゲ神経質!って心の中で叫んでやった。

 

「ありがとうございました」と大きな声で言って、レントゲン室を出た。

返事は無かったよ。

 

フー。

 

優しい先生に呼ばれて、診察室に入ると、「やっぱり骨折しちゃってるね。ヒビ入ってるよ」と。

 

足を固定するために、ギブスみたいなのを付けて、包帯でぐるぐる巻きに。「2-3週間はかかるからね」と。

 

「来週いつ来れる?」と聞かれたので、「水曜日に」と言うと、「あー、その日は僕居ないから。非常勤の先生になっちゃうよ。でもその方がいいかも。いつもは僕の回は凄く混んでるから。今日は珍しくすぐに診てあげられたけど、こんな日は珍しいからね。」と。軽く非常勤医師をディスってませんか!?

 

あー、皆忙しいと。なんかギスギスしちゃうんだよね。

 

「松葉杖だね、これは」と、先生が看護師さんに言うと、「松葉杖、全部貸し出し中です」

 

しーん・・・

 

おいおい、どうやってあたし帰るの。ギブスで靴履けないよ。

 

「あー、先生ありました!」ともってきてくれた松葉杖。びっくりさせないでよー。

でも、ケガした足は靴が履けず、そのまま帰ることに。

 

松葉杖の使い方をレクチャーしてくれるというので、別の先生に呼ばれて、リハビリ室に入った。たくさんのシニアが居て、ここで練習って、場所があるのか!?

 

階段の上り下りの練習をしましょう、と若いお兄さん。まず僕が見本を見せます、と言ったはいいが、階段を上る時は、松葉杖を先についてから・・・あれ、えっと・・・どっちだっけ!?

 

おいおい・・・シニアが皆ガン見してるぞー。

 

こりゃ駄目だ、と思って話半分で聞いて、練習をちゃっちゃっとした。思ったより腕に力が入るから、握力が必要だ。

 

お会計はなんと8000円弱+5000円(松葉杖貸出保証代)の現金とっぱらい。ひえ~、ケガしてお金かかって大変でーす。

 

優しかったのはタクシーの運転手さん。「ゆっくりどうぞ」

弱っている時、優しい言葉は本当にしみますね。さーって3週間、骨折松葉杖一人暮らし、無事に乗り越えられるのか!?