ぼたむす日記

アラフィフおひとり様のつぶやきです

車窓の富士山と、おじさんの攻防戦

こんにちは、ぼたむすです。
今日も風の強い一日でしたね。

電車で実家に向かっていたのですが、最寄り駅の2つ前あたりから、
車窓のすき間に 富士山がチラチラ見えるスポット があるんです。
で、今日はちょうどその“富士山ベストポジション”に、
前の席のおじさんが座っていました。

 

ぐっすり寝ているおじさんの向こうに、富士山が見えるはず。
ぼたむすは別におじさんを見ていたわけじゃなく、
その奥の富士山を見ていただけなのですが、
ちょうど家々の間から富士山が姿を現し始めた瞬間、
おじさんがむくっと起き上がり、
「なんか視線を感じる…?」みたいな顔で車窓を見始めました。
しかも左右に、ゆっくりスライドしながら。


……おじさんが動くたびに、富士山が絶妙に隠れる。
おじさん、お願い、今だけ止まっててくれー。
結局、おじさんはしっかり富士山を堪能したようですが、
ぼたむすは 一ミリも見られず。

 

おじさん邪魔ーーー。
今日みたいな寒い日は、空気が澄んで
きっと富士山がきれいに見えただろうに…えーん。

 

冬の日暮れは早いですね。
まだ午後6時台なのに、実家を出て駅までの道が真っ暗で、
いつも以上に闇が深い。
歩きながらふと思いました。
「江戸時代の人たちって、こんな暗闇で
追いはぎに遭ったりしたのかな…」
冬の帰り道は、想像力が勝手に歴史散歩を始めます。


そんなことを考えながら歩いていたら、
街灯の下で自転車にまたがる中学生くらいの男の子が、
なぜか全力で「ハッ!」と気合いを入れてから漕ぎ出していきました。
……え、何その儀式。
寒さに勝つための気合いなのか、
それとも江戸時代の武士の魂でも宿っているのか。
冬の夜は、想像力が勝手に暴走します。


駅に着く頃には、
富士山が見られなかった悔しさもすっかり忘れ、
「まあ、また今度見ればいいか」
という気分になっていました。
富士山は逃げない。
でも、おじさんは動く。
人生って、そういうものなのかもしれません。