ぼたむす日記

アラフィフおひとり様のつぶやきです

【ご機嫌認知症お母さんNo.130】母が初めて徘徊した日。そしてその翌朝。

母が警察のお世話になった翌日、よく眠れないままぼたむすは朝を迎えた。

 

起きるとすぐに駅に向かった。朝の通勤ラッシュ時間だったけれど、下りの電車は空いていた。母を混乱させないために、メールも電話もしていない。

 

気持ちばかり焦るので、ちょうど図書館で借りていた「年収300万円時代を生き抜く経済学」を読もうと思ったけれど、全然頭に入って来ない(笑)

 

この本だったのか!?今のアタシに必要なのは!?

 

早々に本を閉じて、車窓から見える夏のボーボーに生い茂っている緑を眺めていた。

 

夏だなぁ~。

 

最寄りの駅に着き、自宅へと急いだ。

いつもと違う出口から出てしまった。やっぱりどこか落着かないのだろう。

早く帰ろう!と思えば思う程、いつもは寄らないコンビニによって、母の好きなパンを買ったりしてしまう。

 

家に着くと、母が驚いて出て来た。

「あら、ぼたむすちゃん、どうしたの?」

 

元気そうだ。よかった。もちろん昨日の初徘徊については忘れているようだ。

 

「パン買ってきたから一緒に食べよう」と言って、家に入った。

 

正直時々ぼたむすをも忘れてしまっているように思う。

というより、言葉の意味を忘れてしまっているのだ。

例えば、「リモコン」「エアコン」「冷蔵庫」「電子レンジ」等が何を指しているのかが分からなくなっている。

 

長年、新規と上書きを続けて来た記憶が、自動的に、しかもランダムに消えていっているって感じ。老いるってこういうことなんだなぁって。

 

母とお茶を飲みながら、徘徊SOSへの登録をするために、地域包括センターへ電話をした。とても親身に話を聞いてくださり、早速来週にはGPS付きの靴のサンプルを、わざわざ家に持って来てもらうことになった。ありがたや~。

 

そしてケアマネさんに再度メールをした。1日型のデーサービスへお試しのお願いだ。

この日の午後、母は半日デーに行く予定なので、早速同じフロアの「認知症向け1日デーサービス」の体験の手配をしてくれた。

 

一般の1日型と認知症向けの1日型があり、認知症向けは少人数で、気の合いそうな方がいらっしゃるかも、と勧められたので、お願いをした。

 

母はデーサービスが大好きだけれども、いつも「車いすに座って、動かない人いるのよね。かわいそうだね」と言っているのです。もしかすると認知症向けのクラスの方かもしれない、と思い、母が今日そのクラスに入るのはを嫌がるのではないか、とかなり心配をした。

 

デーサービスのお迎えにはまだ時間があるので、昭和歌謡曲を聞いたり、「102歳、哲代おばあちゃん」の本を音読したりしていたら、母もだんだん元気になってきた。やっぱり、寂しかったのだなぁ・・・。

 

哲代おばあちゃんの素敵な一言がある。

 

「自分をほめる名人になる」

 

そうだ、そうだ。母に何かあるたびに右往左往するぼたむすではいけない。あるがままを受け入れ、できることだけに集中する。いいぞ、今日のぼたむす❤

 

お迎えが来て、母は上機嫌で出かけて行った。

母の帰りを待つ間、少しお昼寝をした。

 

月曜日にも関わらず、実家に帰って来れてよかった。ジョブレスで良かった、と素直に思った。中々サラリーマンマーインドが抜けないんだけどね。

 

夕方母が戻ってきた。機嫌は上々だ。よかった!認知症型のクラスに違和感はなかったようだ。介護スタッフの方の優しさに、ぼたむすが一番癒されている(笑)

 

母と夕食を食べていると、いつも通り「真っ暗な中帰るの大丈夫?心配なのよいつも」と言い出したので、「明るいうちに帰るね。」と言って、実家を出た。

 

「徘徊するのではないか?」と言う不安が、ぼたむすの心に数時間ごとに沸き上がり、スマホGPSを見てドキドキしている。ダメダメ!ぼたむす、落ち着け!

 

ぼたむすに出来ることは、母の“今”を受け入れて、何かが起きないように対策を立てること。
そして、何かが起こったら、すぐに対応すること。

 

それだけ。

 

大丈夫、大丈夫!

 

大丈夫お母さん、大丈夫ぼたむす♪