ぼたむす日記

アラフィフおひとり様のつぶやきです

【読んだ本の紹介No.59】ニートの歩き方

こんにちは!

今日も蒸し暑いですね~。

 

最近は読みたい本が見つかったら、まず図書館で在庫を調べ予約しています。新刊は待ち人が100名超す場合もあり、競争は激しいですが、ちょっと古い本になれば、すぐに借りることができます。

 

10年前くらいに話題になり、気になっていた「ニートの歩き方」を借りてみました。

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ニートの人が本を書く、ということは仕事してるからニートじゃないよね!?と思っていたので、私的なことが多いのかと思いましたが、いい意味で裏切られたとても良質な本でした。

 

まず最初に出てくる「漁師とMBA」というお話を引用しています。

―――

メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。メキシコ人の漁師が小さな網に魚を獲ってきた。その魚は何とも生きがいい。それを見たアメリカ人旅行者は、「素晴らしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」と訪ねた。

 

すると漁師は「そんなに長い時間じゃないよ」と答えた。

旅行者が「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなぁ」と言うと、漁師は、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だと言った。

 

「それじゃ、余った時間で一体何をするの?」と旅行者が尋ねると、漁師は、「陽が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子供と遊んで、女房とシエスタして。夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌を歌って・・・ああ、これでもう一日終わりだね」

 

すると旅行者は真面目な顔で漁師に向かってこう言った。

「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、きみにアドバイスをしよう。いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、漁をするべきだ。それで余った魚は売る。お金が貯まったら大きな漁船を買う。そうすると漁獲高は上がり、儲けも増える。その儲けで漁船を二隻、三隻と増やしていくんだ。やがて大漁船団ができるまでね。そうしたら仲介人に魚を売るのは止めだ。自前の水産品加工工場を建てて、そこに魚を入れる。その頃には君はこのちっぽけな村を出てメキシコシティに引っ越し、ロサンゼルス、ニューヨークへと進出していくだろう。きみはマンハッタンのオフィスビルから企業の指揮をとるんだ。」

 

漁師は尋ねた。

「そうなるまでにどれくらいかかるのかね?」

「二十年、いやおそらく二十五年でそこまでいくね」

「それからどうなるの?」

「それから?その時は本当にすごいことになるよ」と旅行者はにんまりと笑い、

「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」

「それで?」

「そうしたら引退して、海岸近くの小さな村に住んで、陽が高くなるまでゆっくり寝て。日中は釣りをしたり、子供と遊んだり、奥さんとシエスタして過ごして、夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌を歌って過ごすんだ。どうだい。素晴らしいだろう」

 

――

ぼたむすは完全に、足るを知る幸せなメキシコ人の漁師よりもアメリカ人のビジネスマン寄りの考えでした。世間体の幸せを追い求め、自分の周りの小さな幸せに気が付けない、高慢ちきなアメリカ人ビジネスマン。あちゃ・・・、冒頭から先制パンチをくらった感じです。

 

どういう状態が一番楽しく、幸せを感じるのか、あまり考えたことがなかったなぁ。情報過多の毎日、人と比べず、自分らしい生き方とはどんなことなのか、に気がつくことで、とても生きやすくなるのではないか、と感じました。

 

そこで、昨日から試しに、1週間SNS断ちを始めました。最近気がつくと、いつもSNSを見ていて、自分の時間を使って他人の人生ばかり見ている場合じゃない!と思ったからです。

 

毎日なんとなく悶々としたり、頭の中をリフレッシュしたい方に、お勧めの本です。