ぼたむす日記

アラフィフおひとり様のつぶやきです

【ご機嫌認知症お母さんNo.99】コントみたいな一日

こんばんは!

今日も蒸し暑かったですね。

 

今日は週1度の実家の日。母は時間通りに待ち合わせの駅に居て、知らないお婆さんとお話をしていました。「知ってる人?何の話してたの?」と聞くと、「知らないわ。色々おかしな話していたけど・・・なんだか忘れちゃったわ。うふふふ。」と答える母。楽しかったのなら、良しとしましょう。

 

スーパーで買い物をしていると、知り合いと思われるおばさんが母に話しかけてきました。「あら~、お元気そうね。あの話だけど、あの人って、こうであーで、そーで、ほんと嫌になっちゃうわよね~」とおばさんの愚痴話が止まりません。

 

母は「うんうん、そーなの?へー。」と相槌上手で、中々話が終わらず。「すみません、約束の時間がありまして、ごめんなさいね」と私が言うと、「あら、娘さんだったのね。それでね、あーでこーで、そーで・・・」と壊れたカセットテープのように同じ話を繰り返すおばさんと「うんうん、そーなの?へー」と全く同じ相槌を打つ母。

 

「あ、時間だわ!間に合わないから、お母さん行くよ。ごめんなさいね。また今度!暑いので気を付けてくださいね~」と、状況が分からない母の手を引っ張ってレジへ向かいました。

 

「あの人、不平不満、悪口ばかり言うのよね。悪口って意地悪していることと一緒だと思うのよ。だからお母さんは右から左よ。」と、核心をつくことを言う母が、菩薩様のように見えました(笑)

 

レジでは「お母さんが出すから!」と言って、財布を探す母。おサイフをもってきていないのに、「あれ、おサイフどこかしら!?」とポケットの中をごそごそしていました。3秒前のことを忘れるのに、時々よく覚えていることもある。認知症って不思議だなぁと。

 

家に帰り、お茶を母に入れてもらおうと思い、「インスタントコーヒーを一杯半カップに入れてね」と言うと、母が「一杯半も入れたら多くない?!」と言うので、母の手元を見ると、インスタントコーヒーの蓋にコーヒーの粉を入れようとしていました。「あ、スプーンに一杯半だよ」と言うと、「あははは、そうよね、濃すぎると思ったのよ」と。母はおそらく日本茶を入れる要領で、日本茶の筒とコーヒーの瓶を間違えたのかと。

 

お茶を飲んだ後、「このボールペン押しても出てこないわ。中のゴムが伸びちゃって壊れたかも」と私が言うと、「あら、お母さんのようね。元には戻らないわね。」と母が自虐的なことを言いました。

 

頭が冴えているのか、衰えているのか・・・よく分からないですが、母なりに自分の状況を理解しているのでしょうか。二人で大笑いしました。笑えている内は、良しとしましょう。