昨晩NHKの「映像の世紀バタフライエフェクト」を見ました。
夜眠れない日にテレビを付けると、たまたまやっているという感じですが、昔の映像や歴史が、非常に興味深く、好きなテレビ番組です。
音楽がまた、ゾクゾクさせるんですよね。死に向かっていく兵士の悲しげな笑顔を見ると心が痛みます。抵抗できない、大きなうねりに飲み込まれていく人々。
ノルマンディー上陸を経験した「ライ麦畑でつかまえて」の作者「サリンジャー」が執筆した作品の一部が引用されていました。
戦争について口を閉ざして、誰にも言わない。映像や武勇伝が伝われば、また同じ過ちを人は犯してしまうから、と。
小さい頃、戦争体験をした人がまだ周りにたくさんいたけれど、皆語りたがらないのはなぜだろう、って思っていました。サリンジャーのこの言葉で、少し理解できたような気がします。