先日駅で人と待ち合わせをした際、早めに着いたので、時間潰しに改札口出たところにあった本屋さんに入りました。小さな本屋さんだったけど「ビジネス書」のコーナーの充実ぶりがすごくて!待ち時間も5分ぐらいだったから、あまり重めの本よりも、軽め!?がいいかなぁ、とこの本を手に取りました。前々から気になっていた本のマンガ版です。
本は既に130万部を突破しているそうです。以前ブックオフで立ち読みした際は、「また今度」と思って、何度も素通りしてしまったけど、マンガ本は実際のイメージがしやすかったので、立ち読みに集中しちゃって。そうこうしている間に、待ち人が現れ「あ、それマンガの方が分かりやすいよ」と言われ、早速買ってみました。
★★★
私自身がこの本をお勧めしたい方は:
・仕事が上手くいかず、悩んでいる方
・人間関係が上手くいかず、悩んでいる方
・提案が通らず、打開策を見つけたい方
新人編集者の女の子が主人公で、日々仕事が上手くいかず悩んでいる時に、謎の「オネエ」様に出会い、
「仕事が上手くいかないのは、伝え方が下手だから。伝え方には技術がある。技術を習得すれば、ノーをイエスに変えるころができる!」ことを学んでいきます。
学ぶ内容は大きく分けて3つ
・イエスに変える3つのステップ
・イエスに変える7つの切り口
・「強いコトバ」をつくる5つの技術
誰もが一度は悩む人間関係。自分の思ったように人を動かすには、実は「技術」が必要で、誰でも上記3つの視点を理解して、実践すれば、ストレスなくうまく事が運ぶよ、と言っています。
すぐに実践できることとして、本の中の例として、経理にどうしても接待費を通したい場合
「この領収書、おとせますか?」ではなく
「山田さん、いつもありがとうございます。この領収書、おとせますか?」
と言った方が、山田さんが領収書を落としてくれる確率が高くなる。つまり、「感謝」をコトバにすると、人は否定しにくくなる、「名前」を付け足すだけで人は応えたくなるから、などの分かりやすい例題が盛りだくさんな内容です。
直ぐに実践できるものから、何度もトライ&エラーをして、習得する高い技術も盛り込まれています。
特に私自身気づきがあったのは「コトバの力」。心理戦みたいですが、考え方、技術さえ分かれば、自分の意のままにコミュニケーションを操れるんだなぁ、と。飛躍しすぎな言い方かもしれないけど。伝え方ひとつ、コトバひとつで、相手を動かせるパワーがあるんだ!ということです。
この本の中で私自身すぐに実践できそうだなぁ、と思ったのが「内容が良い提案書でも、通らないのは、タイトルをおろそかにしてるから」というストーリー。確かに、私自身マーケティングの提案書の際に、そこまでタイトルにこだわったり、ネーミングに力を入れていなかったので、そこはとても勉強になりました。
自分の思い通りにコトを運ぶには、伝え方を変えるだけでうまくいく!その伝え方は学べるんだ!と伝えています。
皆さんも3つのステップ、7つの切り口、5つの技術全部習得するのは時間がかかるかと思いますが、補いたい部分、必要な部分、強化したい部分だけを切り取って「学ぶ」ことも、この本ならできると思います。
また、仕事だけでなく、生活すべての交渉事に、この技術が応用できるので、読む価値のある本だと思います。
仕事に、人間関係に悩んでいる方に、ぜひ読んでもらいたい本です。マンガなので、肩肘張らずにすぐに読めちゃいますよ。
以上、ぼたむすの書評No.5でした♪