ぼたむす日記

アラフィフおひとり様の仕事、介護、読書のこと

【外資あるある】仕事は少数精鋭で

皆さんはお客さんとのミーティングに何名で行きますか?

日本企業と会議をする際、こちらお客側なのですが、出席者はぼたむすと外人上司2名に対し、相手方は7-8人出席、なんてことがいまだにあります。

日本人の私は「いつも人数多いいなぁ~」と思いつつ「ぼたむすの会社に対して、これだけの人が関わっていて、大事に思っていることを伝えたいのだな」と相手側の思惑も理解できます。

しかし!!

外人上司は理解できず、「なんでこんなに人数が多いだ?7-8人来ても話すのはいつも2人ぐらいなのに。残り5人はなぜ黙っているんだ?」と会議後にいつも不満を口にします。

外人上司の理屈はこう。例えば10万円のお仕事を頼んだ場合、10人関わっていたら、1人1万円の能力しかないことになる。逆に10万の能力を持つ1人に仕事を頼んだ方が、価値がある、と考えているからです。

1万×10人 < 10万×1人

ミーティングだけでなく、挨拶回り、イベント、セミナーに集団で参加したりする会社まだまだ多いですよね。

昔消費者向けのイベントをよく開催していた頃、消費者よりもイベント関係者、広告代理店の人が多かった、なんてこと多々ありました。黒服の関係者たちが、後ろの方で立ってみているだけ。これじゃ、消費者の人楽しめませんよね。

また、日本は分業制なのでしょうか、カメラマンはカメラだけ、音声さんは音声だけ、ディレクターはディレクションだけ、なんて人多いですよね。海外だと1人でカメラ、ディレクターも音声もできるのが普通です。例えば10万円で3名雇うより、1名でできる方が価値が高い、能力がある、と見なされ重宝がられます。

一方で、クライアント側でも「質より量」を求めている人もまだまだ多いのも事実です。ぼたむすの50代半ばの同僚もその1人。彼はいつも大人数でエージェントや代理店、制作会社の人とミーティングをしています。仕事の質より、何人の人が関わっているか、肩書がどうか、を仕事相手の選定基準にしている傾向があります。

外人はTime is Moneyです。お付き合いや人数合わせで会議に出席することはありません。自分が出席する意味があるのかどうかを必ず確認し、出席したからには必ず発言します。だからこそ、無駄に人数だけ多く、発言をしない人達が居ると、その理由が分からず、相手の会社の価値が低い、と見なしてしまうことになるのです。日本人の考え方と真逆になりますね。

相手によって使い分けができるよう、会議ひとつとってもコミュニケーション力が試されますよね。概して外資がお客さんの場合は、少数精鋭をお勧めします。

ぼたむすの外資あるあるでした♪